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今年楽しかったことの数々

いよいよ今年も今日まで。大晦日は「大いに悔いる日」みたいで苦手。今年楽しかったことを振り返ってみる。

①NHKのラジオ放送で知った橘曙覧(たちばなのあけみ)。
 以下Wikipediaに拠る。文化9年(1812)~慶応4年(1868)、越前国石場町(現福井市つくも町)生まれの歌人。彼の没後、子息が彼の和歌を編纂した中に『独楽吟』がある。殆ど知られることのなかった歌人であったが、正岡子規が「源実朝以後、歌人の名に値するものは橘曙覧ただ一人」と絶賛。
 また、1994年、天皇皇后両陛下が訪米された際、ビルクリントン大統領が歓迎の挨拶で、『独楽吟』から「たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見る時」を引用したことで、再び脚光を浴びることになった。

橘曙覧  越智通兄筆 橘曙覧肖像


 『独楽吟』の52首の中から。
   たのしみは妻子(めこ)むつまじくうちつどい頭(かしら)ならべて物をくふ時
   たのしみはまれに魚煮て児等(こら)皆がうましうましといひて食う時
   たのしみはあき米櫃に米いでき今一月はよしといふとき
     (空の米櫃に米が入り、このあとひと月は大丈夫というとき、の意味らしい)
   たのしみは機(はた)おりたてゝ新しきころもを縫ひて妻が着する時
   たのしみは銭なくなりてわびをるに人の来たりて銭くれし時
   たのしみは心をおかぬ友どちと笑ひてかたり腹をよるとき
   たのしみは野寺山里日をくらしやどれといはれやどりけるとき
     (野原や寺を巡って山里で一日を過ごし、泊まりなさいと勧められたとき)

②たのしみは心をおかぬ友どちと笑ひてかたり腹をよるとき
 高校時代の仲間12、3名との飲み会。今年も数回の大会と個別の会をたびだび。会の名前は「ガンネの日記」。名前の由来はいわき弁。「そんなことしてはだめだよ」と戒める時、昔のいわき弁では「そんなことしてはだめだがんね」と言った。祖母が孫を戒めるようなやさしい響きで言うのが通例。きつく戒める時は「そんなことしてはだめだっぺ」となる。
 設立メンバー3人で飲んだ時、「ガンネの会」でまとまりかけたが「アンネの日記」を思い起こし「ガンネの日記」となった。 
 下の写真は8月4~5日、いわきのスパリゾート・ハワイアンズに泊まり込みの「いわきでお金を使おう!! ガンネ還暦記念暑気払い」の一コマ。後輩のA氏が先輩に対して手加減しつつも容赦のない「四の字固め」攻撃。

  四の字固め120805
 

 次に紹介するのは、「訛り」が話題になった時の会員間のメール。(YT氏、KM氏許諾済み)

2012年10月2日 0:11 YT氏発信
HHさま、KMさま

 学生の時に東京出身の同級生で小生の発音を真似てからかう奴がいたけど、そのときには何を馬鹿にされているのかわからんかったよ。確かにその時にはそいつのしゃべり方は普通とはちがって聞こえておかしいのだけれど、しかしそのおかしさが小生の物まねだとはわからんかった。話が通じるから、自分のしゃべり方は標準語だといまでもついつい思ってしまうんだよね。これは小生の実状というか窮状か惨状かなあ。
 家庭教師のバイトをしていて、東京の子供に「橋」と「箸」の違いを尋ねても、その時にはわかった風にして聴いているけど、普通の話しの流れの中で聴いていてもいまだに違いはわからんし、というよりもそもそも、いまだにわかろうともしないんだね。確かに、アクセント辞典を見ることもあるけど、体の中には残らない。但し、外国語のアクセントについては、無アクセントのいわき弁の反動のためであろうか、あるいは外国語だというためでもあろうか、全く別であって、英語やドイツ語の場合には、ことさらに、いつもアクセントがどこにあるかを体全体で覚えようとするし、覚えているね。これはもう、意地よ。

附録
 アクセントのことではないけど、人間の日常話す言葉について、フランスの哲学者メルロ=ポンティ(この哲学者は、「身体」の謎を哲学史上初めて説得的に解き明かした人物)は、次のようなことを言っていたよ。
 「人は決して二つの言語を話すことなどはできない。というのも、言語を話したり聞くということは、体全体を使って、感情や歴史や文化の背景をもつその国語の世界そのものを身につけることだからであり、しかも、人は、決して、二つの世界に生きることなどはできないからである」。
 とまあ、こんなことを語っており、しかもその例として、第一次大戦の時にイギリスの諜報機関に属し、アラブ人たちをまとめながらオスマントルコと闘ったあの「アラビアのロレンス」ことT.E.ロレンスの著書から引用しつつ、「二つの言語を、つまり二つの世界を生きる人間には常に狂気が近づいている」ともいっている。実際に映画でも、戦後にイギリスに帰国したロレンスは狂気じみていたようで、バイク事故で若死にしたね。
 ということで、高校を卒業していわきを離れて既に還暦を迎えてもなおいわき弁を話す人は、「いわきの世界」や文化や風土を体全体に染みこませて生きているのだよ。その人間が、標準語の世界を生きようとすると、「狂気に襲われる」かもしれんなあー。言葉を話すことは、辞書的な論理的意味以前に、その言葉のアクセントなどが意味している世界を体で表現し、その世界を歌うことだなんだよねー。
 

2012年10月02日 10:38  KM氏発信

 YTさま。みなさんご存知のマーク・トウェインの最高傑作『ハックルベリー・フィンの冒険』は全篇南部の土地言葉を話すハックが語る物語です。ハックはその言葉しか知らないのです。ハックの話すような言葉は方言(dialect)よりも狭い範囲で通じる言葉なので土地言葉(vernacular)といいます。東北弁のなかの津軽弁を思い起こしてくれればいいでしょう。
 本来なら、狭い地域でしか通じない、表現力としては限界があるはずのvernacularが、標準的な英語よりはるかに表現力に富むのです。譬えてみれば、韻を踏んだ上に独特の言い回し、造語に満ちているシェイクスピアの芝居の方が、自由に書いた散文より表現力に富むようなものです。

 近代日本は西洋の産物である小説作法をおおむね踏襲したので、『ハックルベリー・フィンの冒険』のような作品はありません。漱石が嘆いたように、ほとんどすべて「外発的」であったわけです。例外はいて、すぐ頭に浮かぶのは深沢七郎です。(ノーベル賞は深沢七郎に与えられるべきでした。)

 YT君の「附録」にはまったく同感です。完璧なバイリンガルなどという幻想を持たないよう、いつも学生には注意しています。
 このあたりについては、水村美苗の『日本語が亡びるとき』の第2章に出てくる水村のパリでの講演「日本近代文学――その二つの時間」がみごとに語っています。もし未読なら、YT君にはぜひともとお薦めします。西洋近代と骨がらみになった日本の哀しみがよく出ています。


 「いわき弁」→メルロ・ポンティ→アラビアのロレンス→「ハックルベリー・フィンの冒険」→深沢七郎→水村美苗への展開はお見事。YT氏は哲学の教授、KM氏は文学の教授。
 『高校を卒業していわきを離れ既に還暦を迎えてもなおいわき弁を話す人は、「いわきの世界」や文化や風土を体全体に染みこませて生きているのだよ。その人間が、標準語の世界を生きようとすると、「狂気に襲われる」かもしれんなあー。』は名言。私は東京生活(正確には埼玉住まいの東京勤務)30年に及ぶが、「故意に田舎言葉で話しているのか」と取引先から訊かれるほど「いわき弁」全開。そうか、狂気に襲われないがための防衛本能だったのかと都合よく納得。

 飲み会も毎度上から下までのネタで盛り上がるのでありますが、普段のメールのやり取りも刺激的ココロなのだ。
 
③勉強会で訪ねた「鈴廣蒲鉾」さん。

 鈴廣蒲鉾さんは慶応元年(1865年)創業。その品質の良さから値段が高くてもよく売れている。品質第一のブランド経営についてお話を伺った。原料の魚(グチ)を厳選し、昔からの製法を遵守している。たくさん売ろうとしない、PB商品は供給しない、社員はあらゆる部署を経験する、残業はしない、3年間で3割給料を上げるから生産性を上げようという運動をしているなどなど。伝統に胡坐をかいているわけではないことがよく分かった。箱根駅伝の復路の小田原中継所は鈴廣本社前にある。下の写真は本社の向かい側にある同社経営のレストランの2階。古民家を移築したとのこと。立派な梁に驚く。
 鈴廣さん120628

 この勉強会では東レさん、東洋製罐さん、越前和紙の人間国宝の岩野市兵衛さんなどを訪問。皆さん、かなりあけっぴろげに見学させて下さった。見てもまねできないだろうという自信の現れないのか、実はもっと先に進んでいるのか、たぶん後者。

④ほぼ毎月一回の「読書会」。

 会社の若手数名との読書会。これまでに読んだのは三浦綾子「塩狩峠」、藤原正彦「日本人の誇り」、フランクル「夜と霧」、夏目漱石「草枕」、シャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」、山折哲夫と赤坂憲雄の対談「反欲望の時代へ」、小林秀雄と岡潔の対談「人間の建設」など。
 原則的には会社の寮で、たまには行きつけの居酒屋さんで。酒も呑むし冬なら鍋もつつく。ビジネス書なんて幾ら読んでも若手の成長にはつながらないのではという疑問から、こういう本を読むことにした。「草枕」は交代で音読。1回2時間半で3回か4回かかった。けれでも楽しかったし、何度も読んでいた「草枕」であるが、いままではただ読み飛ばしていたことを痛感。
 「銃・病原菌・鉄」では、アメリカインディアンの95%が欧州人の持ち込んだ天然痘の犠牲になったこと、なぜメソポタミアに文明が発祥したかなどを知ったが、目からうろこの歴史書。

人間の建設

 圧巻は小林秀雄と岡潔の対談「人間の建設」。文系と理数系の超天才同士の対談は理解不能の部分も多いが、平易な言葉で分かりやすく語ってくれている。50年近く前の対談とは思えない新鮮さがある。
 「一」という観念とか、数学と詩の相似とか、科学的知性の限界とかの見出しを読むと難しそうだが、読むとそうでもない。ピカソやドフトエフスキー(若手6名とも読んだことなしでした)、夏目漱石、芥川龍之介、仏教、キリスト教、デカルト、ベルグソン、アインシュタイン、俳句、素読、三角関数、プラトン、酒。どんな話題でも両巨人はスバスバ切り込んでいく。以下、ところどころ印象的な発言を紹介する。
 
 岡 「欧米人は(仏教で言う)小我をもって自己と考える欠点があり、それが指導層を貫いているようです。いまの人類文化というものは、一口に言えば、内容は生存競争だと思います。生存競争が内容である間は、人類時代といえない、獣類時代である。しかも獣類時代のうちで最も生存競争の熾烈な時代であると思います。」
 
 小林 「ベルグソンは若い頃にこう言っています。問題を出すということが一番大切なことだ。うまく出す。問題をうまく出せば即ちそれが答えだと。・・・。いまの文化の問題でも、何の問題でもいいが、物を考えている人がうまく問題を出そうとしていませんね。答えばかり出そうとあせっている。・・・。ほんとうにうまい質問をすればですよ、それが答えだという簡単なことです。」

 岡 「私がいま立ち上がりますね。そうすると全身四百幾らの筋肉がとっさに統一的に働くのです。そういうのが一というものです。一つのまとまった全体というような意味になります。」

 岡 「愛と信頼と向上する意志、大体その三つが人の中心になると思うのです。」
   「世界の始まりというのは、赤ん坊が母親に抱かれている、親子の情は分かるが、自他の別は感じていない。時間という観念はまだその人の心にはできていない。そういう状態ではないかと思うのです。」


 小林秀雄は別の本『無常ということ』の中で「生きている人間などというものは、どうも仕方のない代物だな。何を考えているのやら、何を言い出すのやら、仕出かすのやら、自分の事にせよ他人事にせよ、分かった例しがあったのか。観賞にも観察にも堪えない。其処に行くと死んでしまっている人間というものは大したものだ。何故、ああはっきりとして来るんだろう。まさに人間の形をしているよ。してみると、生きている人間とは、人間になりつつある動物かな。」と述べているとのこと。

 因みに次回教材は岡潔「春宵十話」。

 閑話休題。今回のブログは写真が少なく文字が多いので、作る側も読まされる側も大変だのココロなのだ(小沢昭一様を偲んで、合掌)。
 下の写真は取引先の社長さんが忘年会の席でお作りになった折り紙。すごく小さいので写真も不鮮明であるが、一枚の紙で、「キスしている鶴」を作成なさった。翼をつなげて飛んでいる形も作れるとのこと。結婚式の時など、テーブルにあるありあわせの紙で製作して新郎新婦へのプレゼントにするとも。折鶴の白い台座は小さなお皿を裏返した高台。
 
 折鶴121219

⑤還暦楽しむべし。
 あと10日もすると「還暦」。昨年来、入社の頃の厳父のような存在だったお二人が相次いで亡くなり、社長が現役で亡くなり、20年来の親しいお付き合いをさせていただいた取引先の社長(私より一歳若い)が亡くなり、と悲報続き。60歳になるということはこういうことかと覚悟せざるを得なかった。これから私は自分が亡くなるまで、お世話になった方、親しくしていただいた方の訃報を聞き続けざるを得ない。いずれ来る自分の死は、明日なのか、10年後なのか、もっと先なのか分からないけど。
 そんなことを思っていたのだが、昨晩、ポッと浮かんだ考え方がある。必ず人は亡くなるし、殆どの人にとって予想外のタイミングでそれは訪れる。だから、還暦を期に、家族や親族、そして仕事の懸案事項を生まれ変わったつもりで一個一個片付けようと。いままで片付かなかったのは、原因は相手にあり自分ではないと思うから。自分が変わらなければ何も変わらない。やり方を変えようと。
 そんな風に思い至ると、還暦も悪くないなと。

 皆様、よいお年をお迎えください。皆様のご多幸を祈念して満開のバラを贈ります。
バラ120524


 還太郎拝
 

 















博多、最高!!

博多はサラリーマン天国 

 12/12、20時過ぎに大阪から博多に到着。博多駅・博多口の電飾が迎えてくれました。それから3人で飲みに行きましたが、居酒屋さんが安くて美味い。〆て7,200円。会社の寮より安い。還太郎は30年間東京勤務。若い頃、博多で3、4年勤務してみたかった。札幌も仙台も名古屋も大阪も、訪れるたびにそういう思いを抱くのであります。

博多駅121212

  この10年の間に30~40回は訪れている福岡ですが、今回初めて、大濠(おおほり)公園へ。仕事が15時まではかかるとみて、若干の余裕を加えて17時福岡発の飛行機を予約。変更できない特割チケット。それなのに13時半には仕事終了。それで「仕方なく」大濠公園へ。地下鉄で10分。ご自分或いはペットの散歩をしている方、カメラを抱えた方、マラソン大会をしている中学生等々、大勢の人が大濠公園を楽しんでおられました。
 大濠公園121213

 大濠公園は野鳥もたくさんいます。危害を加えられないと安心しているようで、結構近くまで寄っても飛び去りません。残念ながら、望遠がきくカメラを持って行かなかった。たぶん10種以上、いままで撮れなかった野鳥がいた。これは「ユリカモメ」。チドリ目カモメ科。嘴と脚が赤い。成鳥冬羽の頭部は白く、灰黒色の部分が2ヶ所ある。成鳥夏羽の頭部は焦げ茶色になり、目出し帽を被ったコンビニ強盗みたいに変化する。 
 ユリカモメ121213

 早い者勝ちなのか縄張りが決まっているのか、日光浴好きの「ウミウ」の行列。果敢に明け渡しを求める「ユリカモメ」の挑戦も見て取れる。ウミウはなんとペリカン目ウ科。大濠公園から海までは近い。大濠公園自体がもとは「草香江」という博多湾の入り江だった。40万㎡の敷地のうち21万㎡が池。
 大濠公園の鵜121213

 大濠公園の池の端から獲物をうかがうアオサギ。
 大濠公園アオサギ121213
 
 「センダン」=「栴檀」の実。「栴檀は双葉より芳し」といわれるが、それは「白檀(ビャクダン)」のことだとか。栴檀は弱芳香性。果実は殺虫剤に、材は家具に利用された。葉が散って実も裸になっても残っている。
センダン121213


誤変換
 昨日はいわきにいて、今日は年末大掃除の第一回目の高圧放水による外壁・外構掃除を仰せつかった。「今日は暖かいね」と朝、妻に言われたとき、即、悟りました。今日は外回り掃除の日だと。加えて、いつもの印刷屋さんに年賀状を取りに行き、床屋さんに行き、定期パトロールの蔦屋に行き、ガソリンスタンドでの洗車・給油。
 そんなこんなでU公園に行く暇がなかったので、今日は特別編。以下は金曜午前、いわきに向かう車の中で聴いたNHKラジオ「すっぴん」の「源ちゃんの現代国語」のコーナーで紹介された「誤変換」です。
 因みに「源ちゃん」は高橋源一郎、中央学院大学教授。今年、谷崎賞をとった小説家でもある。少なくても月に一回、金曜日にいわきに自分の車で出張するが、「すっぴん」を聴くのが愉しみ。ネットで調べたら源ちゃんは×4。5人目の奥様との間に2子有りとのこと。 

 ①スーパー銭湯に入っていた→「数%、ウニ入っていた」。あまりにもウニが少ない「ウ二丼」に対する抗議でした。
 ②盗んだバイクで走り出す→「盗んだバイクでは尻だす」。尾崎豊の名曲「15の春」の一節。
  実刑判決→「実兄半尻」。面白い兄ですが、困り者。
 ③もう届かない→「もうトド、家内」。テレビの前に横たわる姿がトドのようだと。
 ④この夏君がいた→「この夏、木、磨いた」。夏休みの課題が木工だったとか。

今回はここまで。

札幌・春日部、それぞれの冬の始まり

12月5日、札幌は小雪。

 ちょっと早めに札幌に着いたので、駅のコインロッカーに荷物を預け、予ねて行ってみたかった北大植物園へ。歩道に残る雪に注意しながら急いで行ったのに、「冬季閉園中」。残念。植物園の入り口から撮った写真だが、誰も立ち入っていないので、きれいな雪景色。
 北大植物園121205
 
「温室はOPEN」との掲示を見て、行ってみることにした。入室料110円。これは温室内の池に咲く「ハス」。受付の方に、「あのハスはなんというハスですか?」と聞いたのだが、「うーん、ハスだね」とのお返事・・・。帰宅してからネットで調べてみると「ニンフェア・コロラタ」という種類のようです。ただ、ネットの写真と比べると紫の色が鮮やかなので別の種類かも知れない。蛍光色を発しているかのような、鮮やか+妖しげな花でした。
 訂正。「ハス」ではなく、「熱帯スイレン」。温帯スイレンにはないブルー系が美しい。

 ハス121205

 お次は「シマサンゴアナナス」。「縞珊瑚アナナス」はパイナップル科エクメア属。ブラジル原産。よく見ると葉に白い横縞が入っている。この縞は「吸収鱗毛」といい、養水分を吸収するとのこと。
 シマサンゴアナナス121205

 「ゴクラクチョウカ」。ゴクラクチョウカ科ゴクラクチョウカ属。極楽鳥花と漢字表記するが、学名の「ストレチア」と呼ばれることも多い。南アフリカ原産。
 ゴクラクチョウカ121205

 「カトレア」。ラン科カトレア属。中南米原産。和名は牧野富太郎が名付けた「日の出蘭」。
 カトレヤ121205
 温室にいたのは20分程度。コートを脱ぎ、ネックウォーマーも外したものの汗が噴き出てしまった。

 旧道庁。雪吊り・雪囲いが施され厳しい冬を迎える準備も終了。明治22年(1888年)竣工。一部はまだ隣接する現道庁の会議室として使われているとのこと。
 旧道庁121205

 柿食べて野鳥も満足U公園@春日部

 農家の庭先や畑の柿の実が熟すままに放置されていてもったいないと思っていましたが、野鳥にとっては貴重な食糧なのですね。一生懸命食べているので、カメラを構えても逃げません。柿の実がないころは、もっと遠くから撮ろうとしても飛び去られたものです。
 まずは「コゲラ」。既報の通り「シジュウカラ」と混群を作って群れており、姿はよく見るのですが、撮影はなかなかできません。嘴の先の柿の果肉が見えるでしょうか? 
 コゲラ121202

 お次は「ヒヨドリ」。「鵯」と書きます。スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属。翼開長は約40cmとやや大型。この鳥の鳴き声は喧しい。一際大きな声で集団でギャーギャー鳴いているのはまずヒヨドリと思って間違いない。飛ぶときは数回羽ばたくと翼をたたんで滑空するパターンを繰り返すため、飛ぶ軌道は波型となる。
 仔飼いにすると非常によく慣れ、飼い主を見分けることから平安時代は貴族の間で盛んに飼われた。古今著聞集などにその記述があるとのことだが、固体名がつけられたりして、愛玩されたとのこと。
 日本では都市部も含めてごく普通に観察されるが、分布がほぼ日本に限られているため、海外から訪れるバードウォッチャーにとっては日本で観察したい野鳥のひとつとのこと。
ヒヨドリ121208

 「ツグミ」。「鶫」と書きます。スズメ目ツグミ科ツグミ属。翼開長はヒヨドリと同様で約40cm。夏季にシベリア北部で繁殖し、冬季になると中国や日本に移動。ツグミという名は、冬季に飛来した際に聞こえていた鳴き声が夏季になると聞こえなくなる(口をつぐんでいると考えられた)ことに由来するという説がある。
 ツグミ121208

 たぶん「タヒバリ」でしょう。スズメ目セキレイ科タヒバリ属。サハリン、千島列島、アラスカ等で繁殖し、冬季はアメリカ南部、朝鮮半島、日本へ移動。体長約16cm。
 タヒバリ121208

 キセキレイ。スズメ目セキレイ科セキレイ属。ヒヨドリもツグミもタヒバリもセキレイもスズメ目なのですね。冬季は単独、夏季は番(つがい)で縄張り分散する。雄は特に縄張り意識が強く、同種およびセグロセキレイ、ハクセキレイなどを追い掛け回して縄張り争いする姿もよく見られる。飛んでいる昆虫を捕食する「フライングキャッチ」も得意とのこと。
 キセキレイ121208<

「ヒガラ」。夏ならばヘビが怖いので絶対入っていかない薮に分け入り暫し静かにしていると、ヒガラの集団の来訪。次回は折り畳み椅子を持って行って、じっくり観察しようかなと思っているところです。
 
シジュウカラ121208
実は上の写真は「おなじみのシジュウカラ」と書いて、ハッピー先輩から「ヒガラ」ではないかと教えていただき書き直しました。改めてシジュウカラとヒガラを並べてみます。上がシジュウカラ、下がヒガラ(wikipediaから)。シジュウカラの胸の黒い部分はおなかに達し、ヒガラはネックウォーマー状態ですね。思い込みはいけません。失礼しました。
シジュウカラ121214
ヒガラ121214

 「ウキツリボク」。浮釣木。アオイ科イチビ属。原産地はブラジル。ランプをぶら下げたような形の花を咲かせることから、流通名は「チロリアンランプ」とも。黄色の部分が花で、赤い部分は「萼」(がく・うてな)。6~10月が開花期とのことだが、農家の産直売店の店先に咲いていました。
 ウキツリボク121208
 
 U公園アスレチック広場にて。積み重なった落ち葉の上に樹木の影が長く伸びる。落ち葉の海を子供たちが走ったり、掬い上げた落ち葉をお互いに掛け合ったりしていた。
 落ち葉の上に伸びる木の陰121208

 同所にて。アジサイの葉も渋い色を見せている。
 アジサイの葉121208

 閑話休題

 銀座の泰明小学校の近くに、ご夫妻と女性バーテンダーさんの3人でやっているショット・バーがある。初めて行ってからもう30年近くになる。たぶん私はその店が一番好きな飲み屋さんなのだろうと思う。マスターは請求書・領収書を郵送する際に、来店のお礼とその時々の季節を踏まえた一首が記された短冊を添えてくれる。

   君送る路地を歩めば中天の 月皓々と降りかゝるかな

   おぐ羅とふ御でんの店に程の良い 燗酒すゝる冬立つ夕べ

   マフラーを小粋に巻きて君帰る イブ・モンタンの朽葉舞ふ径


 「小粋に巻きて帰る君」が私ではないことは承知してます・・・。

 今回はここまで。

 以下はおまけ。今日もU公園パトロール。百舌鳥君2連発。上の百舌鳥君の尾っぽの横縞は電線の影です。
 モズ①121209
 モズ②121209

 既報のイヌシデの木に極太の蔦が絡まり、ちょっと異様な光景。
 イヌシデ+ツタ121209
 
 3色の山茶花が咲き乱れて豪華な光景です。
 山茶花の宿121209

 冬枯れの蓮田。ハスの由来は「蜂巣」とか。
 蓮田121209

 U公園がある村落の四つ角に立つ「愛染明王」?。愛染明王はふつうハスの上にお座りですが、6本の手をお持ちになり、しかも左手には人間の首をぶら下げているとなると、やはり「愛染明王」かな。はっきりは見えないが「寛政十弐年十月祥日」と側面に刻されているように見えた。この像については継続調査します。
 愛染明王かな121209

 火曜日から和歌山・大阪・福岡へ。金曜~土曜日はいわきの予定。ではでは。   
プロフィール

kantarou + 6

Author:kantarou + 6
畑や庭での作業を楽しんで、晩酌・早寝・早起きの毎日です。読書やドライブも好きです。

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