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「大寒」と「立春」のはざまで

 寒中お見舞い申し上げます。 

 今日(1/26)は1/20の「大寒」と2/4の「立春」の中頃。寒さはまだまだ厳しいが、梅や桜の枝先には小さな蕾も見られ、春が近いことを告げている。

 桜の蕾130126

 まずはコゲラ。とにかく止むことなく木をつつき続けるのでレンズの焦点が定まらない。コゲラの頭蓋骨と嘴の仕組みを調べたら、「衝突安全ボディ」のヒントがあるのでは? 結構大きな音をたててドラミングしているのでかなりの衝撃が加わっているはず。ネットで検索すると下記の記事があった。

 『キツツキは頭痛知らず』
 キツツキが堅い木の幹に穴をあける時には、1秒間に20回も嘴(くちばし)で木をつつきます。その時キツツキが1回に受ける衝撃は、時速25キロメートルで壁に頭をぶつけるくらいの大きさです。けれども、キツツキは頭痛や脳震盪(のうしんとう)を起こしたりはしません、何故でしょう?
 その秘密は頭の構造とつつき方にあります。キツツキの脳は、3重のクッションで衝撃からがっちり守られています。クチバシの根本に発達した筋肉と大きくて厚い頭蓋骨の中のスポンジが、頭に伝わる衝撃を吸収します。さらに、キツツキの長い舌の付け根は後頭部にあり、頭蓋骨をぐるりと取り囲むクッションとして脳を守っています。木をつつく時は、木の幹を掴む足を支点にして、梃子(てこ)の原理で体全体を一本のハンマーようにしてクチバシを振り下ろしています。このとき、太い尾羽は体を固定する留め具の働きをするとともに、バネのように働いて振り下ろすクチバシに勢いを与えています。また、木を垂直につつくことも、脳への衝撃を抑えることに役だっています。サッカーのヘディングのように、ボールを額の適切な位置に当てれば頭に響く事がないのと同じ原理ですね。このように、頭の3重ガードと体全体を使った上手なつつき方で、キツツキは振動と衝撃から脳を守っているのです。
 

 コゲラ130126
 
 こちらはコサメビタキ(小鮫鶲)と思う。自信はない。ちょっと向こう向きになってしまった。目のまわりの白いアイリングが特徴。山渓社の「日本の野鳥」によると夏鳥とのことだが、ネットで調べると1月に名古屋で撮影された例もある。 

 コサメビタキ130126
 
 続いてハシビロガモ(嘴広鴨)♂。カモ目カモ科。あいにく逆光になってしまった。クチバシはスコップのような形をしている。採食行動は独特で、1,2羽や、時には何十羽もの群れで、水面をぐるぐると円を描くように泳ぎ回って渦を作る。渦の中心にプランクトンなどを集め、扁平なクチバシを左右に振りながら水ごと吸い込み、クチバシにある歯ブラシ状のものでろ過して食べる。(山渓社の「日本の野鳥」)

 ハシビロガモ130126

 モズ。尾が端まで写っていないのが残念。でも、冬の青空を背景にしてきれいに撮れた。なかなかいい顔をしている。

 モズ130126
 ハシビロガモは白岡運動公園、他の鳥はU公園。

 道路わきの植栽の中に立つサザンカは寒さをものともせず、ピンク、白、紅と色とりどりに咲いている。 

 サザンカ①130126
 
 サザンカ②130126
 
 サザンカ③130126

 今月の読書会は岡潔「春宵十話」(光文社文庫)。

 春宵十話 

 岡潔は言う。「職業に例えれば、数学に最も近いのは百姓と言える。(中略)これにくらべて理論物理学者はむしろ指物師に似ている。(中略)理論物理はド・ブローイー、アインシュタインが相次いでノーベル賞をもらった1920年代から急速にはなばなしくなり、わずか30年足らずで1945年には原爆を完成して広島に落とした。
 こんな手荒な仕事は指物師だからできたことで、とても百姓にできることではない。いったい30年足らずで何がわかるだろうか。わけもわからずに原爆を作って落としたに違いないので、落とした者でさえ何をやったかその意味が分かってはいまい。」


 本の中で岡潔と友人の中谷宇吉郎の連句が紹介されている。まず中谷が「初秋や桶に生けたる残り花」と詠み、それに岡が「西日こぼるる取り水の音」とつけ、さらに「秋の海雲なき空に続きけり」、「足跡もなく白砂の朝」と両者のやりとりが続く。この間、いずれの句も10秒でつけたとのこと。これを以って岡は「ただちにというのは10秒ということだ」と説く。

 この本はちょうど50年前の1963年2月、毎日新聞社から刊行。でも新鮮。

 
 次回の課題図書は三浦しおん「本屋さんで待ち合わせ」(大和書房)。このところ小林秀雄、岡潔と続いたので若手には若干荷が重かった様子。三浦しおんと言ったら歓声が上がった。
 この本は、三浦しおんが日経新聞や読売新聞、その他のメディアに書き綴った書評を編んだもの。古典から現代もの、漫画から短歌などなど、あらゆるジャンルのものが紹介される。どの本も読みたくなって困るほどの名調子。

 では今回はここまで。おまけは昨年4/28の春日部駅前の藤通り。初夏の爽やかな光が皆様に届くといいのですが。お体に気を付けて。

 春日部藤通り120428 

四天王と邪鬼、そしていわき

 邪鬼と言えば四天王

 前回、琵琶湖湖畔の常夜灯を支える「異形の者」から「邪鬼」へ話が飛んだ。さらにその先に話を飛ばすと、「邪鬼」といえば「東大寺戒壇院の四天王」に踏まれている「邪鬼」が最も有名では。いずれも表情が豊か。 
 『この「邪鬼」達は四天王から懲らしめられているわけではなく、四天王の部下であり、お釈迦様の説法や仏法を邪魔するためにやってくる悪魔を追い払う役目の「夜叉神」とのこと。悪魔の接近を察していきり立つ「夜叉神」達を、四天王は「まだ迎え撃つのは早すぎる」と抑えているのか。ちょっとでも足を緩めると飛び出していきそう』と感想を述べておられるブログを拝見した。

 s-広目天と増長天

    広目天邪鬼       増長天邪鬼


 s-持国天と多聞天

    持国天邪鬼       多聞天邪鬼

 広目天の御尊顔。梵語では「ビルバクシャ」。「通常ならざる目を持つ者」とのこと。確かにこの眼は千里の彼方も、人の心の奥底も見通しそうである。
 会津八一「びるばくしゃ まゆねよせたる まなざしをまなこにみつつ あきの のをゆく」。

 広目天

 広目天はもちろん素晴らしいが、先週の新聞のスポーツ欄のクルム伊達の写真も素晴らしかった。日経の写真そのものは転載できないようだが、電子版の写真を見ていただきたい。この表情、この腕、言うことなし。

 s-130119クルム伊達


 いわきの鮫川。オオハクチョウとカモ類で混雑。

 数を頼んで我が物顔で泳ぎ回って餌を漁るカモ類。押され気味のオオハクチョウ。オオハクチョウもざっと数えて100羽はいたが、カモ類の数はもっと多い。この場所は地元の方がハクチョウを保護すべく餌を撒いたりしているので、そのおこぼれを狙って他の鳥類もおしかけている。

 オオハクチョウと鴨130119

 こちらはオナガガモの♂。尾の部分が全部写っていないのはご容赦を。九州以北に生息。特にハクチョウが餌付けされている場所には多数生息。水面で採食したり、逆立ちして水底の植物の種子や水草などを食べる。上の写真の右上の部分で、逆立ちして水しぶきを上げているのがオナガガモ。

 オナガガモ♂130119

 こちらはオナガガモの♀。
 
 オナガガモ♀130119
 
 続いてこちらはコガモ♂。オナガガモ♂と似ているが、オナガガモの全長75cmに対してコガモは38cm程度と小さい。♂は「ピリッ ピリッ」と2声で鳴く。

 コガモ130119

 こちらはおなじみのユリカモメ。水面上1~2m上から急降下して小魚などを捕える。これは「冬羽」の装いであるが、白い羽と赤い嘴・脚のコントラストが見事に決まっている。

 ユリカモメ130119

 但し、「夏羽」となると大変身。黒い目出し帽を被って「盗賊カモメ」に変身? 本物の「盗賊カモメ」は別種であるが、ギャングの一員といった風貌。

 ユリカモメ夏羽

 今日(1/20)は拙宅の北側の道路の雪というか氷かき。カチンカチンのアイスバーン相手に2時間余、疲労困憊、足も腕もプルプルしている。ただ、内臓脂肪がジャンジャン燃焼しているだろうなと、それが励みとなった。そんなわけでU公園パトロールは見送り。
 寒さ厳しき折でありますので、春爛漫の陽射しを思い起こしていただけるよう、「シャクヤク」の写真で〆させていただく。昨年4/29撮影。

 しゃくやく120429

 今回はここまで。インフルエンザ、ノロウイルス等が蔓延(はびこ)っております。皆様、くれぐれもご自愛専一に。
 
 

比叡山・琵琶湖・春日部

 縁と福の比叡山ケーブル
 
 実家は天台宗。天台宗と言えば比叡山延暦寺。12日の午後から滋賀県大津市で仕事があったので、11日の晩は京都に泊まり、翌朝早起きして駆け足の延暦寺参拝。坂本からケーブルカーで昇る。距離2,025m、日本最長のケーブル。なんと昭和2年(1927年)敷設。
 比叡山ケーブル130112
 
 これが乗車券。「縁」と「福」の文字は延暦寺第253世座主山田恵諦猊下99歳(白寿)の折の御真筆。検印は裏面に押される。ケーブル2編成の名も「縁号」と「福号」。 
 縁福130112②

 実は、延暦寺境内を巡っているうちにこの切符を紛失。コートのポケットに入れていたのだが、写真を撮る際に手袋を入れたり出したりしていたので落としたらしい。延暦寺にお参りしたにもかかわらず還暦2日目にして早くも落とし物か、粗忽者につける薬はないとガックリ。
 ケーブルで麓に戻る際、縁起が悪いので紛失なんてなかったことにしようとの魂胆で、窓口で再度往復切符を購入しようとしたら、「もしかして切符を落とされたのですか」との質問。頷くと、「落し物が届いています」と天の声。
 失敗しても誰かが助けてくれるという還太郎の強運人生は、還暦を経てもまだまだ続く。どなた様が届けてくださったのか、感謝、感謝、合掌。

 話を山頂駅到着時に戻す。ケーブルの山頂駅から歩き出すと、斜面に残雪。曇天の寒い朝(0℃前後)、木の間から望む琵琶湖も霞んでいた。
 比叡山130112①
 
 根本中堂の回廊も雪化粧。
 比叡山130112②
 
 お浄め所の「龍」も氷柱が垂れている。
 比叡山130112③

 何やら由緒ありげな牛さん。
 比叡山130112④

 以前、いわき市の大高寺と北茨城市の浄蓮寺の「角大師」を紹介したが、延暦寺の「角大師」の方が表情が明るいように見える。疫病退散の護符にしてはにこやか? 「比叡山横河(よかわ)」となっているのは、「角大師」のモデルといわれる「元三大師」が比叡山内の「横河」で修業されたから。但し、現在は延暦寺の公式ホームページでも「横川」と表示されている。
 s-大高寺角大師s-浄蓮寺角大師s-比叡山角大師

 これは切符が戻ってきてくれて心機一転・気分爽快状態のまま、ケールブルの山頂駅前で撮影。ヤマガラ(山雀)です。スズメ目シジュウカラ科。
 ヤマガラ130112

 穴太(あのう)衆の石積み 
 延暦寺の所在地は大津市坂本本町。坂本と言えば明智光秀。光秀は延暦寺に対する抑えのために、信長の命令で坂本城を築城(信長の比叡山焼き討ちのあと)した。その信長も光秀の反逆に遭う。当時、このあたりには穴太衆という「石積み」の技能集団がいた。
 穴太衆130112

 穴太積みの特徴は自然石を積み上げる「野面積み」。城の石垣の積み方の一技法。ただ石を積んでいるように見えるが、「石積みの裏にこぶし大の裏込め石(栗石)等をいれることで、排水対策を施したもの」とのこと。因みに「栗石」とは栗の実ほどの大きさの石のこと。
 坂本の街では寺院や民家の石垣も「穴太積み」が多い。石垣は苔むし、長い歳月を想わせる。
 穴太の石積み①130112

 穴太の石積み②130112

 麓の琵琶湖は好天

 琵琶湖の向こうには雪を被った比良山地(大津市石場、びわ湖ホール前から撮影)。最高峰は武奈ヶ岳1,214m。冬季は日本海側気候の影響を強く受け、大量の積雪がある。比良山地から吹き下ろす風を「比良おろし」、特に春先に吹くものは「比良八荒」と呼ぶとのこと。
 比良山地130112
 
 ヒドリガモ(緋鳥鴨)。カモ目カモ科。手前から♂、♀、♂の順に並んでいる。♂はカモには珍しく「ビュー、ビュー」と甲高い声で鳴く。
 ヒドリガモ130112
 
 どうしてか、「躁」状態のカモメ。
 カモメ130112
 
 大津市石場のびわ湖ホール前の湖岸に立つ常夜灯。高さ8.4m。弘化2年(1845年)、鍵谷傳兵衛・船持中らによって建立されたと記載してあるネット記事もある。
 琵琶湖石場常夜灯130112

 確かに、鍵屋傳兵衛、船持中と刻されているが、ネットで調べてみると「船持中」は船主組合を示す一般名詞。当時の他の地方の水産・海運業を営む船主も方々で「船持中」を結成している。鍵屋傳兵衛さんをトップとする船主組合が建立したとのことかもしれない。
 船持中130112

 「常夜灯」と記された石の上の4隅に、その上の明かりの部分を支える異形の者が座り込んでいる。 
 琵琶湖常夜灯②130112

 異形のものが力技を発揮すると言えば、下の写真は大分県臼杵市の龍原寺三重塔を支える「邪鬼」。表情も姿勢も様々。宮大工さんたちの遊び心か。
 龍原寺邪鬼①

 龍原寺邪鬼②

 龍原寺邪鬼③

 「邪鬼」で検索するとこんな画像もある。どこの建築物か不明だが紹介したい。「異形のもの」の力を借りてでも建築物の安全を願うという「畏れ」の表れなのか。

 力持ち②  力持ち③

 力持ち① 

 常夜灯の近くに、今上天皇御製の碑がある。2007年11月11日の全国豊かな海づくり大会・びわ湖大会の際に詠まれたもの。「自分」を消して、ひたすら国家の安寧や国民の安全、豊かな自然の永続を祈る姿勢はどの御製にも共通しているのでは。「古き湖(うみ)に 育まれきし 種々(くさぐさ)の 魚安らかに 住み継ぐを願ふ」。揮毫は第256世天台座主半田幸淳大僧正。
 琵琶湖御製130112
 
 21時過ぎ東京へ戻る
 八重洲口を出て振り返るとこの光景。東京駅舎は完成したものの、周辺の工事はまだまだ続いており、3台のクレーンが立っている。右手の青く光るビルは「大丸」。
 東京駅八重洲口のタクシー降り場ほど不便・危険な降り場は他にない。工事がすべて終われば解消されるものと期待。

 大丸とクレーン130112

 1/13、好天のU公園

 すっかり葉を落とした欅の大木。近くの農家の2階建ての物置と比較すると、4階建てに相当する高さ。
 大欅130113

 おなじみのモズ君。
 モズ130113

 メジロ。残り少なくなった柿の実に、入れ代わり立ち代わり種々の野鳥が訪れる。
 メジロ130113

 本日のU公園は快晴で風もなく、散歩する方、サイクリングを楽しむ方、写真を撮り歩く方などで賑やか。それではまた。

翡翠、撮れなかった

翡翠(かわせみ)と遭遇するも・・・

 本日もU公園パトロール。さらに、白岡市の総合運動公園までママチャリで遠征。Googleで検索すると片道約10km。14時過ぎにU公園まで戻り、いよいよ帰宅と思って一脚を折り畳もうとしたその時、目の前にキラキラと輝く飛行物体。幸いにして20mほど先の小枝に一旦停止。慌てて一脚を伸ばし、なんとか一度はシャッターを切ったが、二枚目を撮ろうとした時には姿がなかった。

 遥かなる翡翠130106

 まあ、翡翠をU公園で目撃したのは2回目。今回はピンボケとはいえ記録は残せた。よしとすべし。教訓①現場では取材体制を取り続ける、都合のいい教訓②もっと望遠のきくカメラが必要だ!

 U公園の小さな池。なじみのカルガモたち。氷の上には何の餌もなかろうに、脚を滑らせながら散策。

 スケートする鴨130106

 こちらは白岡総合運動公園の貯水地の土手に並ぶカルガモの群れ。池は殆ど凍っているので、土手に着地するしかない。着地は相当慎重で、池にザブンと着地するのとは大違い。

 飛び立つ鴨130106

 何ものかに捻じ曲げられたようなイヌシデの枝。よく見れば奇怪な光景。 

 イヌシデは妖しい130106

 「アセビ」。「馬酔木」(あしび)とも。馬が葉を食べれば苦しむということから付いた名という。有毒植物であり、葉を煎じて殺虫剤とする。有毒成分はグラヤノトキシン。

 アセビ130106

 「ネズミモチ」。モクセイ科イボタノキ属。果実がネズミの糞に、葉がモチノキに似ていることから付いた。花は6月頃咲くが、木全体に真っ白な花の塊が散らばったようになる。

 ネズミモチ130106

 実は、今日もU公園に行ったのは、昨日遭遇した「アカゲラ」をもう一度見たかったから。昨日いた場所に行くと、確かなドラミング(木をつつく音)は聞こえるものの姿は見えず、白岡公園からの戻りの際も同所に寄ったがやはり音のみ。昨日はチラッとだが姿も見えたのに・・・。

 自分の撮影ではないのが残念であるが、アカゲラとの遭遇の興奮をお伝えしたく、Wikipediaから。腹部の赤い色は血のような色で強烈な印象。

 アカゲラ

 年が明けてからずっと晴れ。しかも会社に行ったのは1日(1/4)だけ。撮影・ブログ製作を楽しめました。明日から大阪・東京・名古屋・東京×2、滋賀と土曜まで行ったり来たりの日々が続く。好きなパターンです。
 それでは、今回はここまで。

 訂正です。
 柚子もたわわに実ってきました。 と、9月23日の拙ブログに記載しましたが、

 ゆず120917

 この「柚子」の昨日の姿は下の写真の通り。どう見ても柚子ではない。大きいし、坂本九ちゃんや日馬富士のような肌でもない。

 柚子ではない130105

 会社では若い人たちに「定性的な話ばかりで何のことかさっぱり分からない。もっと定量的なデータを以って説明してほしい」なんて言っているのに、こんな「訂正的」なことばかりで、誠に相済みません。何という名の柑橘類なのか、この木の持ち主の方が庭先に出ておられたら、伺ってきます。 

庚申塔から青面金剛へ

 新春U公園散策(1月5日)

 この道を往くはひとりと思いなば先往く人の踏み跡しるくあらたまの陽に輝ける霜柱あり
 (何のこっちゃ? ご詠歌か?)  

 霜柱130105

 鳥たちも新年の記念撮影
 
 中には尻を向けているものも、食事しているものもいるが、今日はとりわけ撮影に協力的でした。
 メジロ。スズメ目メジロ科。珍しく雌雄同色。英語では「White-eye」、中国語では「繍眼鳥」。
 
 メジロ130105
 
 いよいよ柿の実も少なくなってきた。むしろ、実が残っている木は僅か。坪内稔典さんの『柿日和」』(岩波書店)は柿に関する様々なことが取り上げられていて楽しい。
 芭蕉は「里古りて柿の木持たぬ家もなし」と。有吉佐和子は『紀ノ川』に「紀元の家には庭の真ん中に大きな柿の木があった。葉が繁って、木の下にまるで青い海ができたような午後であった」と紀ノ川の上流の里を描く。
 昔は嫁ぐとき実家の柿の枝を持ち、婚家の柿の木に接いだ由。そう教えていただくと、芭蕉の句も味わい深くなる。坪内さんは佛教大学文学部教授。

 スズメ目アトリ科の「シメ」。山と渓谷社の「日本の野鳥」にはスズメ目の鳥の紹介が196ページもシメ(占め)ているが、首周りのデザイン、嘴の形、そして若干地味な色合いからして「シメ」♀ではと思う。

 ヒワかな130105

 「バン」。小ぶりのバン(ライトバンなんちゃって)が三羽採食中。この夏に誕生した幼鳥かも知れないが、赤い「額板」は繁殖期の印。この時期に繁殖はあるまい・・・。夏に見た親鳥よりは確かに小ぶり。
 バンの子かな130105

 「コサギ」。胸の飾り羽が風にそよぐ。

 コサギ130105

 「アオサギ」。飾り羽が立派。新春の晴れ着? 鬚もじゃの古老オランウータンのような貫禄。英語では「Gray Heron」(灰色の鷺)。たしかに青というよりは灰色。

 アオサギ130105

 落葉樹はすっかり葉を落とし逆さまの竹ぼうき状態になっているが、照葉樹は新春の陽を浴びて艶やかに輝く。

 照葉樹130105

 昨晩は「ネコヤナギ」ではないと報告しましたが、「コブシ」と判明。モクレン科モクレン属。花は葉の展開の前に木全体が白く見えるほど咲き、冬枯れの山野でよく目立つ。枝を折ると芳香が湧出する。アイヌ語では「オマウクシニ」、「オブケニ」と呼ばれ、それぞれ「よい匂いを出す木」、「放屁する木」の意とか。
 
 春来たるらし130105

 正体は「青面金剛」と判明 

 以下、昨年12月9日報告のおさらい。
 U公園がある村落の四つ角に立つ「愛染明王」?。愛染明王はふつうハスの上にお座りですが、6本の手をお持ちになり、しかも左手には人間の首をぶら下げている?となると、やはり「愛染明王」かな。はっきりしないが「寛政十弐年(1800年)弐月祥日」と左側面に刻されているように見える。この像については継続調査する。
 
 愛染明王かな121209

 継続調査結果。この石碑の右側面に「奉建立庚申供養塔」とある。石像の足は四つんばいの「邪鬼」のようなものを踏みつけている。更にその下には両手を合わせて拝んでいる人のような形も見える(左端)。
 
 庚申塔については昨年下記の報告をした。
 庚申塔:中国から伝来した道教に由来する「庚申信仰」に基づいて建てられた石塔。「庚申講」(庚申待ち)とは、人間の体内にいる「三尸」(さんし)の虫が、寝ている間に天帝にその人間の悪事を報告に行くのを防ぐために、庚申の日は夜通し眠らないで天帝や猿田彦や青面金剛を祀り、勤行をしたり宴会をする風習。

 改めて「庚申塔」を調べてみると、概略は上記の通りであるが、仏教では、庚申の本尊は「青面金剛」(しょうめんこんごう)とされる由。
 (以下、Wikipediaから)
 「青面金剛」は頭髪の逆立った像もあれば僧形、頭巾姿などいろいろあり、表情も憤怒の相から慈悲の相まで千差万別。腕の数は、二臂から八臂まで。持物は三叉戟、棒、法輪、羂索、弓矢、剣、杖、鉈など。変わったものとしては、「ショケラ」と呼ばれる上半身裸の女人像の頭髪をつかんでぶら下げているものもある。

 青面金剛

 さらに、頭髪の間で蛇がとぐろを巻いたり、手足に絡みついているものもある。一番下の猿は「庚申」の「申」は12支では「猿」であり、「三尸」(さんし)の虫が天帝に余計なことを報告しないよう「見ざる、言わざる、聞かざる」を願ったという。脚の両側に配された鶏は「鶏鳴の聞こえるまで=朝まで」籠ることを示しているとも。
 「ショケラ」は「商羯羅天」のことで、即ちヒンドゥー教のシヴァ神というから、話は何処までも広がるが、以下略。

  哲学的教理を乗り越えて、直ちに宗教の実質を掴む
 
 長谷川如是閑氏は「日本さまざま」の中で、こう述べておられる。
 古代から日本人の、シナやインドの思想の受け容れ方は、徹頭徹尾実践的で、「絶対理念」の観念遊戯にふけることはしなかった。(中略)インド伝来の仏教の教理など、素人には呑み込めないような思想や言葉で語られなければならないものだが、それを「南無阿弥陀仏を唱えれば極楽往生疑いなし」というような、簡単明瞭な受け容れ方をした真宗が最も大衆的の宗教となったのもその理由だった。
 哲学的教理を乗り越えて、直ちに宗教の実質を掴むのが、日本人の宗教の受け容れ方で、むずかしい教理の哲学を飛び越えて「極楽往生」するのである。実はそれが宗教の真諦でもあって、教理の「八幡の薮」に迷い込んでは、ついに「極楽」をみうしなってしまうであろう。


 *長谷川如是閑「日本さまざま」。大法輪閣出版。手元の本は昭和37年発行、500円。「ビッキ@山学校」氏から拝領。

 長口舌、乞うご容赦!  ブログの全文を七五調で書いたら面白かろうと挑戦したものの、一行目で断念した還太郎でした。今回はここまで。

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謹賀新年!

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

 元旦は春日部神社に初詣。参拝まで小一時間の行列。風もなく温かい。何の願を掛けたのか、妻が珍しく達磨さんを購入。

 春日部神社130101

 15時過ぎ帰省。これは2日の郷里の水田。温かく、氷がとけて春先のような光景でした。

 温かかった2日130102

 毎年鮫川に渡来する白鳥。もっと多いはずなのですが、餌を求めて出掛けているのかも。

 鮫川の白鳥130102

 ジョウビタキの♂。2日は昼から中学の同級生と「還暦記念同級会」。約50名の参加。帰宅後、兄弟たちとの夜の新年会に備えて、カメラ抱えて近隣を歩き回って酒抜き。その際に撮れた一枚です。赤モズと思い込んでいたが、ビッキ@山学校氏にジョウビタキ♂と教えていただいた。

 ジョウビタキ♂130102

 こちらは3日、妻の実家の庭で撮った栴檀(せんだん)の実を啄ばむヒヨドリ。ヒヨ君は食事のあと、縁側の前にある水桶で給水し、その後、排泄行動を済ませて飛び立つのが通例とのこと。「栴檀の種がポロポロ落ちているのよ・・・」と義姉は憤慨。

 栴檀とヒヨドリ130103
 
 ヒヨ君、「梅の木で暫し憩う」の図。カットビペンギン顔負けのツンツンヘアが決まってる。

 ヒヨ君のアップ130103

 謹んで訂正させていただきます。

 以前拙ブログで「シジミチョウ?」と「?」マークを付けて逃げ腰で紹介した下の写真は「ツマグロヒョウモンチョウ♀」でした。本日、義兄に教えていただいた次第です。「褄黒豹紋蝶」です。着物の袖先を「褄」と言いますが、「褄が黒くて、豹柄の蝶」ということです。

 ツマグロヒョウモンチョウ120901

 ツマグロヒョウモンチョウはタテハチョウ目ドクチョウ亜科ヒョウモン属。全体に鮮やかで目立つ色合いだが、これは有毒のチョウ、カバマダラに擬態しているとされる。優雅にひらひらと舞う飛び方も同種に似る。幼虫は各種スミレ類を食草とする。(Wikipedia)

 もう24時近い。明日から仕事なので、今回はここまで。  
プロフィール

kantarou + 7

Author:kantarou + 7
畑や庭での作業を楽しんで、晩酌・早寝・早起きの毎日です。読書やドライブも好きです。

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