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行く春や鳥啼き魚の目は涙

春は別れの季節。

 「別」の字は『左ははまりこんだ上下の関節骨、右は刀』を表すとのことで、関節を刀でバラバラに分解するさまを示す由。結構きつい意味なんだ。性別とか、別館とか、格別とかは「違う」という意味が強く、刀で分解されたということではないよね。
 s-春20150329⑥

 島崎藤村作詞の「惜別の歌」もいろいろ変遷があったようで、元は、嫁いでいく姉と見送る妹の別れの歌だった。詩集「若菜集」では、妹と姉が交互に詠っている。
  
  とほきわかれにたへかねて このたかどのにのぼるかな かなしむなかれわがあねよ たびのころもをとゝのへよ
  
  わかれといへばむかしより このひとのよのつねなるを ながるゝみづをながむれば ゆめはづかしきなみだかな
  
  したへるひとのもとにゆく きみのうへこそたのしけれ ふゆやまこえてきみゆかば なにをひかりのわがみぞや
  
  あゝはなとりのいろにつけ ねにつけわれをおもへかし けふわかれてはいつかまた あひみるまでのいのちかも
  
  きみがさやけきめのいろも きみくれないのくちびるも きみがみどりのくろかみも またいつかみん このわかれ
  
  なれがやさしきなぐさめも なれがたのしきうたごゑも なれがこゝろのことのねも またいつきかんこのわかれ
  
  きみのゆくべきやまかはは おつるなみだにみえわかず そでのしぐれのふゆのひに きみにおくらんはなもがな
  
  そでにおほへるうるわしき ながかほばせをあげよかし ながくれなゐのかほばせに ながるゝなみだわれはぬぐわん

 *島崎藤村(1872~1943)。「ロマン主義」詩人。

 s-春20150329②

 梅の花夢に語らくみやびたる花と我れ思ふ酒に浮かべこそ(大伴旅人) 
 夢に出てきた梅の花曰く、「雅な花だと私は思っています。ですから酒に浮かべてください」と。 
 s-春20150329

 馬酔木は結構花期が長い。
 s-春20150329④

 キブシ。スミレ目キブシ科キブシ属。スミレ目?
 s-春20150329⑤

 渭城朝雨浥軽塵 客舎青青柳色新 勧君更尽一杯酒 西出陽関無故人(王維) 
 朝、渭城の町は夜来の雨が軽い土ぼこりをうるおしている。旅館の前の柳の新芽はいっそう青々と見える。さあ、もう一杯酒を飲みたまえ。西の方の陽関という関所を出たら、もう友人もいないのだから。
 s-春20150329⑦

 単身赴任僅か2年とは言え片付けは面倒。昨日妻と長男の応援で思っていた以上に片付けが進んだので、今日は地元のカメラ店社長が貸して下さった最大500㎜のズームレンズの試写会をちょっとだけしてみた。ふむふむ、2㎏はやはり重い。
 いわきはいいね。植物園の中で生活しているようなものなんだもの。いずれまた帰って来て、いわきの土に還えるぜ~。

引っ越し前でバタバタです

3/26、朝の浜町公園

 出勤前に寄ってみた浜町公園。春爛漫!
 s-浜町公園20150326①

 s-浜町公園20150326②

 s-浜町公園20150326③

 s-浜町公園20150326④
 
 「春爛漫」を楽しんでいただけたかな? 皆さまお健やかにお過ごしください。今日明日は引っ越し準備です。

残雪・芽吹き・満開

うぐひすのこゑの空気の粒揃ふ(今村俊三)

 還太郎の寓居近隣の里山を徘徊すると、まだうまく鳴けないウグイスの囀りが響く。確かに春は到来している。好天に恵まれた3/14、田人路の林道パトロールへ。陽当たりの悪いところはまだ雪が残っている。
 残雪の田人路20150314

 とは言っても、雪解け水の流れは春の色。
 s-春の小川20150314

 以下は寓居近隣の里山で。ネコヤナギが一斉に芽吹いている。どこにピントが合っているのか不明な写真だが、「一斉感」はお伝えできるかな?
 s-春の芽吹き20150314

 赤い芽吹き。
 s-赤い芽吹き20150314

 艶やかな新緑。
 s-春の芽吹き②20150314

 馬酔木も満開だ。
 s-馬酔木20150314

 久方の月夜を清み梅の花心開けて我が思へる君  万葉集・紀小鹿女郎(きのをしかのいらつめ) 
 s-梅20150314

 いわき暮らしも残り半月。転居は面倒なことが多い。定期購読紙は全て住所変更の手続き終了。郵便局にも転居予定を届けた。増えてしまった家具類も、アパート住まいを開始する同僚が引き取ってくれることに。家賃の自動引き落としも停止した。あとは電気・水道・ガス・NHKへの転居連絡・・・。そして荷造り。そうだ、勤務先の机・ロッカーも片付けねば・・・。
 皆さま、お健やかにお過ごしください。

4月、東京へ転勤。トホホ・・・

3月8日、雨。折角咲いた梅の花も寒そう。

 陽は長くなったけど、今日は寒い。そんな折、4月から東京へ転勤ということになった。2年間の田舎暮らしを満喫してきた還太郎+2にとって、通勤片道1.5時間の世界に戻るのは辛いものがあるのでありますが・・・。
 まあ、春日部の方が野鳥はいっぱいいるし、人形町・浜町辺りの居酒屋もいいしね。

 s-白梅20150308

 最近読んだ本。飯嶋和一「狗賓童子の島」。大塩平八郎の乱の首謀者の一人である西村履三郎の長男が、15歳になるのを待って流人として隠岐の島に送られる。同島の人たちに育まれて医師となるが、江戸から明治に変わっても支配階級に翻弄される島民たちの苦労が描かれている。飯嶋氏は小説現代新人賞、文藝賞、中山義秀文学賞、大佛次郎賞などを獲得している。

 もう一冊。いとうせいこう「想像ラジオ」。東日本大震災後の被災地の物語。被災して亡くなったのだけど、成仏できない魂がラジオ放送をするという設定。泣けてしまう。年を取って涙もろくなったなあ、特に飲みながら読んでいると、と思うのでありますが、感受性が豊かになっているからだと考えていいのだとテレビで誰かが言っていた。

 s-紅梅20150308

 今日、カメラ屋さんに行って望遠レンズの相談をしてきた。春日部でも楽しむぞ~。皆さま、お健やかに。

 
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kantarou + 6

Author:kantarou + 6
畑や庭での作業を楽しんで、晩酌・早寝・早起きの毎日です。読書やドライブも好きです。

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