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欄中老驥尚昂頭

 今日(6/20)は梅雨の合間の晴れとなった。勇躍、内牧公園へ。ハスが最盛期を迎えようとしていた。花弁先端のピンク色がかわいい。
 s-20150620①

 こちらは赤い花弁のハス。
 s-20150620②

 オカトラノオ(丘虎の尾)、サクラソウ科オカトラノオ属。オカトラノオがあれば、ウミトラノオもなければならんだろうと検索すると、あるんだね。ホンダワラ科ホンダワラ属の由。
 s-20150620③

 ネムノキ(合歓木)、マメ科ネムノキ属。花は儚げだが、荒れ地に最初に侵入するパイオニア的樹木とか。
 s-20150620⑥

 ビョウヤナギ(未央柳)、オトギリソウ科オトギリソウ属。
 s-20150620⑧

 これも一個の生命体。次の写真も一個の生命体。不思議だね、こんなにサイズが違う。
 s-20150620⑤

 イヌシデの大木に藤が絡みつく。
 s-20150620⑨

今回のタイトル「欄中老驥尚昂頭」は、3月末で銀座某所のショットバーを閉めたマスターからのお便りの書き出し。「欄中老驥」とあるから、欄間の彫り物になっている老驥(年老いた想像上の生き物)が、老いたとはいえ頭を挙げて意気軒昂である、ということかと推察した。ネットで調べると、陳舜臣さんの七言律詩の一節とのこと。

  澄懐黙稿数離憂  華甲不甘章句囚   天外孤蓬猶挙踵  欄中老驥尚昂頭
  胸閒薄膜存餘悸  脳底残筋耐激流   溌墨江湖呵凍筆  展箋編録百春秋

  懐(おも)いを澄(きよ)めて黙稿(もっこう)すれば数(しばしば)憂(ゆう)に離(かか)る
  華甲、章句の囚(しゅう)に甘んぜず
  天外の孤蓬(こほう)猶(なお)踵を挙げ
  欄中(らんちゅう)の老驥(ろうき)尚(な)お頭を昂(あ)ぐ
  胸間の薄膜は餘悸(よき)を存し
  脳底の残筋(ざんきん)は激流に耐(た)う
  墨を江湖に溌(そそ)ぎ凍筆を呵(か)し
  箋を展(の)べて編録せん百の春秋

大意 :
心を清めて稿を練ると、しばしばこれでよいのかと不安になる。
六十になったが、文章の章句の奴隷にだけはなりたくない。
遠くまで飛ばされた一本の根なし草になっても、かかとが地に触れる限り、高く伸びあがって希望を失うまい。
柵の中の老いたる名馬も、曹操の詩に「老驥は櫪(うまや)に伏すも志は千里に在り」というように、昂然としているものだ。
わが胸の薄い膜にまだ残りのときめきがあり、わが脳がまだ激しい感情の流れに耐えうるうちに、さあ、この人の世の舞台に墨をふりかけ、筆が凍ればそれに息を吹きかけ、原稿用紙をひろげ、この百年の歴史を書きとめよう。

 「天外孤蓬猶挙踵  欄中老驥尚昂頭」。これっていいね。この路線で行こう!!
皆さまもお健やかにお過ごしください。

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還太郎+7

Author:還太郎+7
畑や庭での作業を楽しんで、晩酌・早寝・早起きの毎日です。読書やドライブも好きです。

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