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風立ちぬ

 堀辰雄は「それらの夏の日々、一面に薄の生い茂った草原の中で・・・」と『風立ちぬ』を書き出す。「・・・砂のような雲が空をさらさらと流れていた。そのとき不意に、何処からともなく風が立った。私達の頭の上では、木の葉の間からちらっと覗いている藍色が伸びたり縮んだりした。・・・風立ちぬ、いざ生きめやも・・・」。
 
 8/25、上司が急逝。通夜・告別式も済んで週末を迎えた昨晩、関東にも久し振りの雨。今日の風は秋の気配。秋めいた風も、勢いを失った蝉の声も、いよいよ寂寥感を深めてしまう。

 さて気を取り直して、今週の独り言は4題。①如意輪観音、②日本橋人形町~浜町の朝、③モンゴル騎馬行(siz@馬事通信員の写真を転載)、④翡翠を目撃です。宜しくお付き合い願います。

 まずはsiz@馬事通信員撮影のモンゴルの草原です。

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草原も素晴らしい。そして雲も勢いがありますね。siz氏の写真は後ほどまたご紹介します。

①如意輪観音

8/13、実家の墓参り。墓石の後ろに石像のようなものが何体かある。何の気なしに撮ったこの一枚。右手を頬に当てている。

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辺りを見ると同じようなポーズの石像が幾つもある。ほとんどが坐像だが、立像もある。(石像やお墓の下のコンクリートの色が新しいのは、震災で倒れたものを直したから。)

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 墓参りの帰りに「ビッキ@山学校」氏を訪問。石像の写真を見てもらうと「観音様だね」とのこと。帰宅してから「右手を頬に当てた石像」で検索すると、全国各地にある「歯痛地蔵」さんに当たる。確かに右手を頬に当てて首を傾げている様は歯痛を堪えている様子に見える。
 ビッキ氏の「観音様だね」の一言が気になるので、もっと検索すると「如意輪観音」様に辿り着いた。
 
 下の写真は大阪の「観心寺」の如意輪観音様。6本の腕を持つ(六臂という)例が多いとことだが、2本の腕(双臂という)のこともある由。『八面六臂』は仏像からきた言葉とのこと。ちなみに『三面六臂』という言葉もあるそうな。
 その下の写真も「如意輪観音」様。

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 如意輪観音様のお話はまだ続くのであります。
 子供のころ、「十九夜様」という女性だけが集まる集会があった。正式には「十九夜講」というが、この
「十九夜講」がお祭りしているのが「如意輪観音」様。

 郷土の大先輩である高木誠一氏(1887~1955)が『石城北神谷誌(いしき・きたかべや・し)』(夏井芳徳氏翻刻)のなかで、「十九夜講」について次のように記しておられる。

 2月と7月の19日は十九夜様と称し、村の女達、各一重箱の肴、野菜などの煮しめたものを携へ、寺に集まり、4,5銭位づつ出金して、酒を買ひ、一同十九夜堂に詣って御酒御供をして、十九夜、血の池、釘念佛和讃を合誦して、禮拝念佛し、安産を祈願し、次に、村内の子供の生まれた家から安産の報賽として供えた投餅をまき、各自持ち寄った肴を出し合うて、御酒を頂戴し、歓をつくして平生の疲れも忘れて、黄昏に家に帰るのである。
 十九夜様は石に彫り付けた如意輪観音で、寛延2年に立てたものと、安政4年3月19日に立てたものとがある。これは村中の女人講中が月々19文宛掛け金して立てたものであると云う。昔は難産で死んだ人の供養には十九夜様の塔婆を立てたものである。


 うろ覚えであるが、「二十三夜様」とか「庚申様」とかの催事もあったし、「ズズクリ」もあった。「ズズクリ」は後に『数珠繰り』のことと判明。昔はいま以上に訛っていたからね・・・。
 次の帰省時には、近隣のお墓や、「二十三夜様」の石塔が建っていた坂道も訪れてみたい。
 私の田舎も高齢化が進んでいる。「十九夜様」も「二十三夜様」も「庚申様」も続いていないのでは。

②日本橋人形町~浜町の休日の朝

 人形町のあたりは表通りは都会の風景だが、道路一本裏に入ると古い家並が残り、細い路地、所狭しと並べられた植木鉢などなど。通勤の朝、毎日違う路地を歩くのが楽しみ。ビルの前も結構な植栽があったり、最近はやりの壁面緑化もところどころにある。 

甘酒横丁。ランニングシャツ姿の方は歩道の清掃。
甘酒横丁


中の橋交差点近くのビルの前。金魚が泳いでいる。
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緑の中に埋め込まれた床屋さん。
床屋さん120826


涼しそう。
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見事な壁面緑化。
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木製の大きな特製プランターの立派な植木。
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こちらの植木もきれいに刈り込まれている。
刈込120826

「何も足さない、何も引かない・・・」?
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③モンゴル騎馬行

siz@馬事通信員氏はこの夏に2度目のモンゴル遠征。大草原の写真をなんと1,855枚も撮って帰国。
草原も雲も見事です。
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ここには写っていないが、大流星群を見たとのこと。
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ゲルの脇にはソーラーパネル。太陽光発電でテレビを見ているとのこと。
モンゴル②

日本酒も並んでます。
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④U公園で翡翠(かわせみ)を目撃、撮影はならず

 昨日の昼、いつものU公園を徘徊中になんと翡翠を目撃。用水路の流れに沿って飛ぶ姿を3度観察。動きが速すぎて撮影は叶わなかった。それにしても翡翠がいるとは。ますます桃源郷らしくなってきた。毎週歩くのが楽しみ。

 今日はここまで。

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ついに・・・

アラ還太郎さん
ついに・・・、BLOGに手を出されましたか!?敬服至極です。
i-Padにあれだけ写真コレクションが溜まってくると、みんなに見せたくなりますね。
僕も何年か前にちょっとだけBLOGを書いていたことがありましたが、何となく始めただけで、みんなに紹介したい!というようなものが何もなかったので三日坊主で終わりました。

どれもよい写真ですね。
カワセミの写真がないのが残念でしたけど・・・。中学生の頃、何故だかカワセミがとても好きで、鳥の本とか雑誌とか読みまくっていたことを思い出しました。と、いうものの、「翡翠」と書くのは今日初めて知りました。恥!
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還太郎+7

Author:還太郎+7
畑や庭での作業を楽しんで、晩酌・早寝・早起きの毎日です。読書やドライブも好きです。

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