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彼岸花の頃

彼岸花は「三倍体」!?

 彼岸花はお彼岸のころ芽を出し、1日に10cm近くも茎が伸びて瞬く間に50cmほどになり、真っ赤な花を咲かせる。花と茎だけ、葉はない。その後、1週間ほどで花も茎も枯れ、今度は球根から緑の葉っぱが伸びてくる。冬になっても葉が枯れることはない。
 彼岸花には「アルカロイド」という毒があるため「毒花」とか「痺れ花」とも。その毒がネズミやモグラの侵入を防ぐとして、田畑や墓地(土葬だったので)の周囲に植えられたらしい。
 日本に存在する彼岸花は全て遺伝的に同一であり、「三倍体」なので種子で増えることができない。中国から伝わった1株の球根から、日本各地に株分けして広まったと考えられるとのこと(Wikipedia)。「三倍体」の説明は私には難しい。遺伝子的に不安定な組み合わせなので不稔体になるとか。(9/29、U公園)

曼珠沙華120929

 つきぬけて天上の紺曼珠沙華(山口誓子)
 西国の畔曼珠沙華曼珠沙華(森 澄雄)


 赤くてちょっと変わっている花と言えば、鶏頭も独特。鶏頭の学名の「Celosia argentea」はギリシャ語の「燃焼」を意味する言葉とか。(9/8、いわき) 

けいとう120908

 秋風の吹きのこしてや鶏頭花(与謝蕪村)
 鶏頭の一四五本もありぬべし(正岡子規)
 鶏頭の黄色は淋し常楽寺(夏目漱石)

 これは何の花? 花の下に実が写っていますが、そう、オクラです。きれいで、落ち着いていて、何とも言えない品もある。
 このオクラ、原産地はアフリカ北東部。エジプトでは紀元前から栽培されていたとも。(9/29、U公園)

オクラ120929

開花期間の長い花たち

 1年ほど前からデジカメで草花の写真を撮り始めた。道端の草花も気になりだし、車でいつものU公園に行く時も視線はあちこちさまよう始末。これでは危険だと思い、U公園までは自転車で移動することにした。そんな風にしてあちこち観察するようになると、民家のお庭や畑にもたくさんの種類の花が咲いていることに気づく。また、ハナミズキや百日紅(さるすべり)、木槿(むくげ)の開花期間の長いことに驚く。

 下の写真の「百日紅(さるすべり)」、百日間も紅い花が咲くから「百日紅」。唐代長安の紫薇(宮廷)に多く植えられたことから「紫薇」とも呼ばれるとのこと。
 百日紅120815
 
 こぼれ日にさそはれ見るや百日紅(秋桜子)

 下の3枚の写真の「木槿(むくげ)」も開花期間が長い。日本橋人形町あたりでは街路樹になっている。
 
むくげ120908

むくげ120906

むくげ120821

 道のべの木槿は馬にくはれけり(芭蕉)
 町中や雨やんでゐる白木槿(松村蒼石)

もしかして「ミヤマカワトンボ」?

 「ミヤマカワトンボ」 は均肢亜目(きんしあもく)カワトンボ科。日本産の均肢亜目の中で最も大きく、世界的にも屈指の大きさとのこと。涼しくなってきたのでちょっと動きが鈍くなってきたのか、撮影できた。(9/29、U公園)

イトトンボ120929

 先週のU公園パトロールでやたらに目についたのが、このジョロウクモの蜘蛛の巣。しかも秋は繁殖期ということで、小さなオスも同居している(メスの右上にいる)。「JSTX-3」という毒を持っている由。これだけどぎつい衣装を見ると近づくのはためらってしまう。因みに、「女郎蜘蛛」とも「上臈蜘蛛」とも。(9/29、U公園)

ジョロウクモ120929

 こちらは「コガネクモ」。頭部の辺りが「人面」に見えなくもない。(7/15、U公園)

コガネクモ120715


 またまた「百舌鳥の高鳴き」。今回は電線の上で鳴いていました。(9/29、U公園)

百舌鳥120929

 今日の結びの写真は「ヨシキリ」。6/17撮影です。この頃、コンパクトデジカメで最も望遠がきくと薦められたSONYのカメラを購入。このヨシキリの撮影の時は、まだ「一脚」を買っておらず、手元で数mmずれるとヨシキリはどこに行ったか分からない。そんな中で偶然撮れたのがこの1枚。
 
ヨシキリ120617

 ヨシキリはスズメ目ヒタキ科ウグイス亜科。ヨシキリは下くちばしと口内が黄色。オオヨシキリは下くちばしと口内がピンク。「ギョギョシ、ギョギョシ」と鳴くので「行々子(ぎょうぎょうし)とも。

 行々子大河はしんと流れけり(一茶)
 月やさし葭切葭に寝しづまり(松本たかし)

今回はここまで。

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還太郎+7

Author:還太郎+7
畑や庭での作業を楽しんで、晩酌・早寝・早起きの毎日です。読書やドライブも好きです。

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