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菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

「菜虫化蝶」(3/15~19)は「啓蟄」の末候。青虫が羽化して蝶になり、菜の花畑を舞う頃の意。

 早春の朝のまちかど豆腐屋の掬う豆腐の雫かがやく(恒成美代子)
 s-ムクドリ20170318

 俄なる春のきざしにガラス張りのビル高層に窓一つあく(高安国世)
 s-花20170318
 ムラサキハナナ(S先輩からご教示いただきました)

 春とならば香はかぐわしく流るべし林檎樹林をつらぬく津軽路(窪田章一郎)
 s-花②20170318

 何待つとなきこの身さへ春うごく気配につれてときめくものを(筏井嘉一)
 s-花③2017031

 逆さまに落ちゆく或る日春ふかく愉しき一片の蝙蝠として(河野愛子)
 s-花④20170318

 折れ芦の鴨の入江に陽はさしてゆきてかえらぬものに春くる(馬場あき子)
 s-花⑤20170318
 
 早くとも遅くとも春の挨拶のなかに据えられる桜の開花(沖ななも)
 s-花⑥20170318

 フィレンツェの衰弱とともにこの地上去りし光を春といはむか(小池光)
 s-実20170318

 このあした病衣を脱ぎて鏡あり再びわれの春かかへらむ(河野愛子)  
 s-鳥20170318

 里山の輪郭ぼうとけぶれるは梢々に春来たるらし(雨宮潔)
 s-穂20170318

 樹は内に一千年後の樹を感じくすぐったくてならない春ぞ(渡辺松男)
 s-葉20170318

 萌えいづる枸杞の芽ばらの芽山椒の芽はや賑やかにわが庭の春(筏井嘉一)
 s-葉②20170318

 春あさき湖(うみ)に釣りたる若さぎの胸ほのかなる花の色帯ぶ(坂出裕子)
 s-葉③20170318

 ひかり風くぐりて走る一年生たんぽぽ星人たちの春です(桜川冴子) 
 s-葉④20170318

 あたたかく雨はそそぎて永き世の中なる春の遠木立見ゆ(清原令子)
 s-葉⑤20170318

 君と逢う約束までにあと十分ひと駅歩いて春の香まとう(岩崎勢津子)
 s-葉⑧20170318

 新しきみどり芽ぶける藻の草の茂みに春の橋脚は立つ(市野千鶴子)
 s-葉⑦20170318

 春まだきひかりの下の錯覚に眼鏡の縁にとまる鳥あり(上野久雄)
 s-葉⑥20170318

16~17日は鼻水止まらず、とうとう花粉症になってしまったかと案じていたが、今日は「ときどき鼻水」状態。花粉症ではないのかなと一縷の望みを抱いて内牧公園を散策。大丈夫みたい !!
皆さま、お彼岸ももうすぐです。お健やかにお過ごし願います。


 

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kantarou+5

Author:kantarou+5
週末の近郊里山徘徊を楽しみつつ、足腰の衰えを防止しています。読書やドライブも好きです。

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