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蛙始鳴(かわずはじめてなく)

 「蛙始鳴」は24節気の「立夏」の初候(5/5~9)。端午の節句、そして立夏。蛙も鳴きだす頃の意。

 あふれ出て路上にみなぎりさらにあふれとめどなしとめどなし春昼(しゅんちう)の泉(加藤克巳)
 s-春の花群20170507
 コメツブグサとユウゲショウ。

 春昼は大き盃 かたむきてわれひと共に流れいづるを(水原紫苑)
 s-ツツジ20170507
 ツツジ。

 天上に大風ありや知らずして矮鶏(ちゃぼ)が雛抱くこの小世界(斎藤史)
 s-ナズナ20170507
 ナズナの果実。

 春天の青の充実 人はいま水晶色の管楽器なれ(築地正子)
 s-ヤグルマソウ20170507
 ヤグルマソウ。

 日だまりの芝生に背を干す老女いて仏のような顔に居眠る(上川原紀人)
 s-ユウゲショウ20170507
 ユウゲショウ。

 たんぽぽのぽぽのあたりをそつと撫で入り日は小さきひかりを収(しま)ふ(河野裕子)
 s-黄色の花20170507
 オニタビラコ。

 この空に数かぎりない星がありその星ごとにまた空がある(沢田英史)
 s-何かな2017057
 オヤブジラミ。

 惚けたる実家の母がふり向きしやうこの青空のやさしき皺は(河野裕子)
 s-何かな②20170507
 アメリカフウロ。

 さ緑のしづけき細葉けぶらはせ metaseguoia(めたせこいあ)春の天柱(駒田善治朗)
 s-何かな③20170507

 ぴかぴかと青天域過ぎぐいぐいと曇天域に入り行く一機(多久麻)
 s-紅葉20170507

 よるべなき沈黙(しじま)といへど濃密に苔さく上をひかり移ろふ(小中英之)
 s-シロツメグサ20170507
 シロツメグサ。

 予報は晴れ されど緑の傘をさし春へ春へとわけ入らんかな(さいとうなおこ)
 s-紫の花20170507
 ジャーマンアイリス。

 さはやかな風と光に育まれ樹々は季節の貌となりゆく(篠原恒子)
 s-紫の花②20170507
 キツネアザミ。

 日だまりの笹生にまろび仰ぐ蒼(あお)歓喜おそひ來山のうへの空(窪田章一郎)
 s-白い花20170507
 ツバキ。

 徐行する列車の窓に川底の泥に陽のさす処見えたり(高安国世)
 s-白い花②20170507
 ウノハナ。
 
 春の雨は蜜を含みて降るならむほとほとと来て身をば緩めつ(斎藤史)
 s-白い花③20170507
 ハルジオン。

 春の陽を容れたる空のおそろしき深さよ深きに罅(ひび)のごとく雲(島田修三)
 s-白い花群20170507
 フランスギク。

 囀りをふところ深く容れて立つ一樹の無想の姿見上げつ(羽生田俊子)

 いい季節になりました。皆さま、お健やかにお過ごしください。

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kantarou+5

Author:kantarou+5
週末の近郊里山徘徊を楽しみつつ、足腰の衰えを防止しています。読書やドライブも好きです。

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