FC2ブログ

禾乃登(こくものすなわちみのる)

「禾乃登」は24節気「処暑」の末候(9/2~6)。稲が実って田んぼでは金色の海が波打つ頃。

 なかなか野草の姿が見れないので、アパートから10kmほどのところにある「雪入ふれあいの里」に行ってみた。あいにくの雨模様。駐車場から野鳥の観察広場まで、標高差が60~70mほどもあり、還太郎には難儀なコース。ゆっくりゆっくり上がってみた。はるか向こうに見えるのは霞ヶ浦の湖面かな。
 今日は全て若山牧水の短歌。大岡信の「若山牧水」(中公文庫・昭和56年9月刊)から。

 眼をあげよもの思ふなかれ秋ぞ立ついざみずからを新しくせよ
 s-雪入ふれあいの里から望む20170902

 浪、浪、浪、沖に居る浪、岸の浪、やよ待てわれも山降りて行かむ
 s-紫の花②20170902
 コマツナギ(植物名はS先輩からご教示いただきました。)

 かんがへて飲みはじめたる一合の二合の酒の夏のゆふぐれ
 s-紫の花20170902
 ツルボ。

 何処とはさだかにわかねわが心さびしき時に渓川の見ゆ
 s-ヨウシュヤマゴボウ20170902
 ヨウシュヤマゴボウ。

 さびしさや峰高ければ小さしとひとのいひけむその月を見む
 s-ハギ20170902
 ヤマハギかな。

 幾山河こえさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞけふも旅ゆく
 s-白い花20170902
 ヒメジョン。

 白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり

 昨日(9/1)は半袖のポロシャツでは寒いほどだった。今日は晴れたが、さすがに9月ともなると朝晩は涼しい。
 皆さま、お健やかにお過ごし願います。

 

コメントの投稿

非公開コメント

牧水讃

牧水づくしはいいですね。どの写真にもひと色にじんだように感じます。

「浪、浪、浪…」
こういう歌も詠んでるんですね。
波濤が見えるようです。

牧水とくれば、最後は「白玉の…飲むべかりけり」と来るのではと思ったら、やっぱり。
「一合の二合の酒」が三合になったか、五合になったか。

Re: 牧水讃

ビッキ先生

牧水と啄木と善麿は明治18年生まれ。明治42年に北原白秋の「邪宗門」が、同43年には前田夕暮の「収穫」、牧水の「別離」、善麿の「NAKIWARAI」、啄木の「一握の砂」が刊行されている。黄金期だね。

還太郎 拝

> 牧水づくしはいいですね。どの写真にもひと色にじんだように感じます。
>
> 「浪、浪、浪…」
> こういう歌も詠んでるんですね。
> 波濤が見えるようです。
>
> 牧水とくれば、最後は「白玉の…飲むべかりけり」と来るのではと思ったら、やっぱり。
> 「一合の二合の酒」が三合になったか、五合になったか。
プロフィール

kantarou+5

Author:kantarou+5
週末の近郊里山徘徊を楽しみつつ、足腰の衰えを防止しています。読書やドライブも好きです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム