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地始凍(ちはじめてこおる)

 「地始凍」は24節気「立冬」の次候(11/12~16)。大地が初めて凍てつき、冬の訪れを実感させる頃の意。

 昨日(11/11)は福島市、今日はいわき市で、16時頃土浦市のアパートに帰る。本日の写真はいわきの農家の庭先の花など。花々はきれいに咲いているが、冬の訪れを控え、いずれも静かな佇まい。  
 
 今日は北原白秋。

 大きなる手があらはれて昼深し上から卵をつかみけるかも
 s-キク20171112

 下り尽す一夜の霜やこの暁をほろんちよちよちよと澄む鳥のこゑ
 s-キク②20171112

 寂しさに海を覗けばあはれあはれ章魚逃げてゆく真昼の光
 s-キク③20171112

 驟雨の後日の照り来る草野原におびただしく笑ふ光を感ず
 s-キク⑤20171112

 どぐだみの花のにほひを思ふとき青みて迫る君がまなざし
 s-サザンカ③20171112

 ニコライ堂この夜揺りかへる鳴る鐘の大きあり小さきあり小さきあり大きあり
 s-サザンカ②20171112

 春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと外の面の草に日の入る夕
 s-ユズ20171112
 
 不尽の山れいろうとしてひさかたの天の一方に立てりけるかも
 s-バラ②20171112

 物の葉やあそぶ蜆蝶はすずしくてみなあはれなり風に逸れゆく
 s-バラ20171112

 闇の夜に猫のうぶごゑ聴くものは金環ほそきついたちの月
 s-枯葉20171112

 行く水の目にとどまらぬ青水沫鶺鴒の尾は触れにたりけり
 s-紫の実20171112
 
 まなかひに落ち来る濤の後濤の立ちきほひたる峯のゆゆしさ
 s-秋の日20171114

 今回の短歌は「わが愛する歌人・第一集」(有斐閣新書・1978年8月刊)から。

 カズオ・イシグロの「遠い山なみの光」を読んだ。感想を一言でいえば『胸塞(ふた)ぐ思い』。途中で何度も投げ出したくなった。英国文学協会賞受賞作。

 皆さま、お健やかにお過ごし願います。

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kantarou+5

Author:kantarou+5
週末の近郊里山徘徊を楽しみつつ、足腰の衰えを防止しています。読書やドライブも好きです。

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