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蜀犬日に吠ゆ(しょくけんひにほゆ)

「蜀犬日に吠ゆ」 = (蜀は山地で雨の降ることが多く、太陽の出ている時間が少ないので、日が出ると犬が怪しんで吠えるということわざから) 無知のために、あたり前のことに疑いを抱くことのたとえ。見識の狭い人が賢人のすぐれた言行を疑い、非難するたとえ。 (今年のタイトルは漱石『草枕』の難解熟語。)

 今回の短歌も『昭和万葉集秀歌 【三】 四季・自然』(講談社現代新書・上田三四二編、昭和60年1月刊)から。作者名の後の数字は昭和何年の、或いは何年何月の発表かを示す。

 うちひびきひたと地を打つ秋雨の俄(にわか)に降りて心すがしき (尾山篤三郎・7.10)

 s-ハギ②20180913
 以下3葉は9/13、庭先にて。ミヤギノハギ(S先輩からご教示有り。以下、青字で記載)。

 雲ひらひら月の光りをさへぎるはしら鷺よりもさやけかりける (太田水穂・8)

 s-ハギ20180913
 シラハギ。

 くらがりに潮の香はこぶ風ありて風の彼方の遠き潮騒(森岡正・30)

 s-ダリア20180913
 咲き残りのダイア。

 くれなゐのトマトを愛(いと)しむ夕の卓いのち鮮やかに生きてゆきたし (横山日出時・23.11)

 s-黄色の花③20180923
 以下の写真は9/23、田人路で。キンミズヒキ。

 黒川の川原の石に尾を見せて鳴く鶺鴒は嬬(つま)を呼ぶらしも (広瀬民子・7.8)

 s-白い花20180923
 ヒメジョオン。

こほろぎも終りにちかき秋ぐさの濃きむらさきの花揺(ゆれ)やまず (結城信一・51)
 
 s-赤い実20180923
 トチバニンジンの果実。

 此処にのみ秋の光のまぶしきやけざやかに咲く曼殊沙華の群 (鳥居文子・26.1)

 s-小さな白い花20180923
  直径3mmほどの花。シソではないよね? ゆっくり歩かないと目に留まらない。 ヒメジソ。

 椎の葉にながき一連の風ふきてきこゆる時に心は憩ふ(佐藤佐太郎・27)

 s-黄色の花②20180923
 キツネノボタン。

 しやがの葉に月の照れるは寂かにて庭は今年の冬に入り行く (長門莫・46)

 s-ミズヒキソウ20180923
 ミズヒキ。

 秋分の日の電車にて床にさす光もともに運ばれ行く(佐藤佐太郎・27)

  s-黄色の花⑤220180923
 キツリフネを逆さまにしたような花。花顎は食虫植物のよう。路肩に群生していた。 キバナアキギリ。

 杉谷に迫りて咲ける蓼(たで)の花はつかににほふそのくれなゐよ (田中璃津子・19.1)

 s-ピンクの花20180923
 アキノウナギツカミかな?

 立山が後立山(うしろたてやま)に影うつす夕日の時の大きしづかさ (川田順・15)

 s-なにかな20180923
 チヂミザサ。

 月あかり水脈(みお)引く雲の波だちて夜空はすずし水のごと見ゆ(北原白秋・9)

 s-トンボ20180923
 アキアカネ。

 ふり仰ぐ槍のいただきは遥かなる空の深みに澄み入りて見ゆ (大悟法利苳雄・16)

 s-オカトラノオかな20180923
 オカトラノオ? イヌショウマ。

 ふるさとの野べの光や秋くさの実のはじけとぶ音は澄みつつ (阿部知二)

 s-ウドかな20180923
 セリかドリゼリ? ちょっと花期が違うのだけど・・・。 シラネセンキュウ。

 みづからを恃(たの)み生きよと蟋蟀のをさなきこゑのきこゆ寝覚に(田谷鋭・33.11)

 s-紅葉の始まり20180923
 紅葉の始まり。

 涼しくなりました。風邪などにご注意願います。皆さま、お元気で❣ 

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植物名の訂正或いは追記あり

各位

S先輩からご教示いただき、8/30・9/10・,9/24号の植物名の訂正・追記を行いました。いろいろな植物があるものだなと、改めて感心しているところです。

還太郎 拝
プロフィール

還太郎+7

Author:還太郎+7
畑や庭での作業を楽しんで、晩酌・早寝・早起きの毎日です。読書やドライブも好きです。

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