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新しき 年の初めに 思ふどち い群れて居(お)れば 嬉しくもあるか

 今年のタイトルは『万葉集』から。この歌の意は「新しい年の初めに、気の合った仲間と集まっていられるのは、楽しいものですね。」道祖王(ふなどのおう)作。

 一昨日に続き今日(1/11)も北風が強い。野良仕事は無理そうなので、ブログ用の写真撮りに行こうとしたが、なにせ冬枯れ。絵になる材料がない。はたと思い付いたのが、『いわき市フラワーセンター』。大きな温室がある。

 今回も短歌は『昭和万葉集秀歌 【三】 四季・自然』(講談社現代新書・上田三四二編、昭和60年1月刊)から。作者名の後の数字は昭和何年の、或いは昭和何年何月の発表かを示す。

 岩づたふ鶺鴒の影見れば冬の明りぞ澄みとほりたる (北原白秋・18) 

 s-石森山20190111
 ショウジョウアナナス。 (青字の植物名はS先輩から御教示いただいた)

 風に乗りてくる鉦の音寒修行のひとゆく夜(よは)にやすらぎは充つ (木俣修・33)

 s-石森山②20190111
 アブチロン。

 元朝の牛にいささか餅をやり家族としてのねぎらひをする (大木与一・43.3)

 s-石森山③ヤエサンユウカ20190111
 ヤエサンユウカ。 ブーゲンビリア。

 寒の水あかとき飲みてねむりけり涌井の椿咲くと思ひて (前登志夫・47)
 
 s-石森山④20190111
 カトレア。

 岸よりに鴨はねむれり濠の面(も)はこの降る夜の雪に明るく (木俣修・30)
 
 s-石森山⑤20190111
 ゴクラクチョウカ。

 伐られたる昨日の株に夜の雪はいたはりを積み盛りあがりたる (上田三四二・50)

 s-石森山⑥ネリネ20190111
 ネリネ。

 しづれ落つる雪に揺れゐる郁子(むべ)の実の一つ残りて年を越したり (西村俊一・45) 

 s-石森山⑥の②20190111

 その下に冽(きよ)き地下水はしれりとおもふまで麦の芽がそよぎおり (畑和子・47)

 s-石森山⑥の③20190111
 ビカクシダ。

  丹沢山の出湯の村は十頭の猪(しし)を吊して年迎へたり (鈴木貫介・43)

 s-石森山⑦20190111

 (とほ)つびと、我に告げ来ることのはも みじかかりけり。年のはじめに (釈迢空・23)

 s-石森山⑧20190111

 那智村の山家(やまが)をつつみ降る雪のあたたかにして梅ほころびぬ (中村雅夫)
 
 s-石森山⑨紅梅20190111
 紅梅。

 (にい)どしの標縄(しめ)のかざりのすがしさよものの初めはおごりなくして (今井邦子・13)

 s-石森山⑩20190111

 はつ春の真すみの空に真白なる曙の富士仰ぎけるかも (佐佐木信綱・26)

 s-石森山⑪ヒイラギナンテン20190111
 ヒイラギナンテン。

 (ひ)のやまの檜(ひのき)の雪をふるふおと暁はやくひびきて聞こゆ (伊藤保・31.4)

 s-石森山⑫蝋梅20190111
 ロウバイ。

 貧窮の年は暮れんと厨には吊せし鮭の歯あらわなり (岡部桂一郎・32.2)

 s-石森山⑬20190111
 バラ。
 
 冬ながらこの日だまりに家あれば我が老いにしを憂しとは言はず (内藤濯・53)

 還太郎は66歳になった。ゾロ目の歳を、喜寿(77歳)や米寿(88歳)、白寿(99歳)のように66歳を示す言葉は無いようである。70歳が古希(古来稀なり)なのだから、60代は名付けるまでもないということか。因みに、半寿、卒寿、紀寿、茶寿、皇寿、珍寿、天寿、大還暦・・・などもある由。

 12月のいわきのJA祭の野菜の即売会で、隣に軽トラを並べたご夫婦は80歳代。農作物の価格競争に巻き込まれたくないので、毎年新しい作物に挑戦しているとのこと。荏胡麻や珍しい豆などを販売しておられた。お顔は歳相応とお見掛けしたが、挑戦する気持ちがすごい  ‼

 皆さま、厳寒の砌、ご自愛専一に ❣  

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還太郎+7

Author:還太郎+7
畑や庭での作業を楽しんで、晩酌・早寝・早起きの毎日です。読書やドライブも好きです。

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