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水(みな)伝ふ 磯の浦みの 岩つつじ もく咲く道を またも見むかも

(みな)伝ふ 磯の浦みの 岩つつじ もく咲く道を またも見むかも(日並皇子宮舎人)

 今年のタイトルは万葉集から。水辺の岩に咲いているつつじが見えるこの道を、また見ることができるのだろうか、の意。日並皇子(ひなしみのみこ)の死を悲しんで舎人(とねり)たちが作った歌。

 今回の短歌は、5/4の日経新聞・歌壇から。

 春ですね そよ風吹いて水温み道行く人はマスクしている (多摩・田中章子)

 s-柿新葉20190502
 5/2、柿の新葉。

 「久しぶり今度飯でも」「是非、是非」とこの手の会話は実現しない (東京・菊田裕)

 s-白い花20190502
 庭先や道路脇にどんどん増えている白い花。ベツレヘムの星。

 ケンケンパの残されし輪をゆっくりと通りすがりに跳んでゆきたり (愛西・坂元二男)

 s-白い花②20190502
 同、アップ。

 日本語の意の変遷当節は第三者とは代弁者指す (阪南・岡本文子)

 s-紫の花③20190502
 こちらもどこでも見られる。以前はなかった花。温暖化のせい?

 耕運機を白鷺が追ふ春がきぬ畦道あまた軽トラ並ぶ (香南・中山昇喜)

 s-紫の花20190502

 もっと手を繋げばよかったたっぷりとしたその感触を思い出せない (京都・中尾素子)

 s-黄色の花②
 この花も庭先で増殖中。花期も長い。灯台草。

 この峡にただ一軒の父の家家を継げとも言はず逝きたり  (島根・重親利行)

 s-黄色の花20190502
 同アップ。

 乙姫に「息苦しくはないですか?」聞かれてもがく竜宮の夢 (白井・毘舎利道弘)

 s-ツツジ20190502
 見頃になった庭先のツツジ。

 犯人が名指しされてるラストから見てストーリーを推し量る昼 (東京・田中有芽子)
 
 s-トキワマンサク・白20190502
 トキワマンサクの白い花。赤い花に遅れること2週間。

 ウォーキングの老女の両手よく見れば鉄アレイ握ってゐてギョッとする (甲府・村田一広)

 s-ザクロの新葉20190502
 燃えるような赤い新葉はザクロ。

 あたらしい元号は令和に決まりけり子らにまみれてはっさく剥きおる (甲斐・富田野花)

 s-ヒメジオン20190503
 ハルジオン。

 きょう冬を終えた母からメールあり<春の帽子を買いました>とう (平塚・風花雫)

 s-カモ20190503

 夢のなか私は猫になっていた漱石先生の書斎へと入る (仙台・松原独鳳)

 s-フジ20190503

 どの人も肩、腰、膝をさすってる整形外科の春のひだまり (浜松・奥村美和)

 s-菜の花20190503

 ゆうぐれを堰きとめるうにバレッタで髪を纏めてキッチンに立つ (東京・鈴木美紀子)

 s-ウグイスかな20190504
 ウグイスの声を聞きながらの野良仕事の毎日。一度は撮ってみたいと、朝飯前に耕作放棄地の藪に出掛けた。望遠レンズ3000mmで撮影。確かにウグイスの声がする方向にレンズを向けて撮ったのだけど、カメラのモニターで見たときはモズかなと思った。帰宅してパソコンで画像を確認すると、モズに似ているが、もしかしてウグイスかも・・・と。

 母が手で洗っていたのはクリスマスの夜にお菓子を入れる靴下 (宇治・清原茂樹)

s-モズ20190503
 こちらは前日に撮影したモズ。尾の部分が切れているのが残念。

 戦後には豊かさ知らぬ子の遊び路地の先まで日の暮れるまで (横須賀・浜田節子)

 s-春爛漫20190504
 こんな光景もいいね。

 雨の降る気配は分かる ぼんやりといつ止むのかが分からず過ごす (東京・仲原佳)

 s-白い花20190504
 ハコベ。ナデシコ科ハコベ属の総称。花弁は5弁であるが、根元近くまで深く2裂するため10弁に見える。世界に約120種あり、日本には約18種ある。(Wikipediaによる)

 本人ののぼり背負いて本人を証す人あり黄砂降る日に (上尾・菅原玲子)

 s-シャクヤク②20190504
 まだ蕾の赤いシャクヤクボタンかな。
 
 もう十分悲しんだからわが友よ仕合はせになれ亡き人のため (京都・佐藤嘉彦)

 s-シャクヤク20190504
 白いボタンは満開。ボタンとシャクヤクの花はよく似ている。同じボタン科ボタン属。しかもこの2つの花の英語名は「peony」。つまり英語圏の国では区別されていない。
 見分けるポイントは「葉」。ボタンは葉にツヤがなく、大きく広がり、先が3つに分かれている。一方、シャクヤクは葉にツヤがあり、葉の先にギザギザはない。全体的に丸みもあるとのこと。(Wikipediaより)

 連日好天、しかも庭先も里山も花、花、花・・・。昨日は朝飯前にウグイスを狙って徘徊、その後、畑や畦道の雑草刈り。午後は実家の物置の整理。そんなことをしている中、同級生が自宅敷地内の山野草を持って来てくれたり、近所に住む別の同級生がぶらりとやってきて、物置から出た大量のゴミ出しについてアドバイスしてくれたり。

 ではまた。皆さま、お健やかにお過ごし願います。 

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柿の花

拝啓還太郎様
お元気でお過ごしでしょうか。
わが家の柿は今年で8年になりますが花が咲いていません。いつになったら実がなるのでしょうか?

柿の花

すたあ様

どうしてでしょうね。「柿の花」で検索すると、柿、或いは柿の花に関する幾つものブログが見れますよ。まあ、育ちの早い子も遅い子も居ますから…。

還太郎

スミレはスミレであればそれでよい

還太郎さま

メダカの学校、開校、おめでとうございます。
廃校、閉校の文字を目にすることが多くなった昨今、
教育環境の充実への貢献度は、大いに顕彰されてしかるべきかと愚考いたしますデス。
山学校もこれを励みに、ますます遊びを極めるべく精進いたします。

山学校の校是は、「よく遊び、よく眠れ」です。
メダカって、眠んないのかな?
昔、むかし、そのむかし、メダカがピッと鋭角的に向きを変えるのはどうしてだろうと、ジィーッと考えて、考えて、考えて、ついにわからず、頭がモズの巣に。
60年ほど前のことですが。。。
思えば、遠くへ。。。

メダカの学校は創立元年ですが、山学校を開校して、はや16年。
まだひとりの卒業生も出しておりません。
山学校は入学できますが、教科書、科目、テスト、単位、学年など一切無し、なので、卒業もありません。
敷地内の小さな世界の何を見ても無限に通じているので、卒業のしようがないのです。
卒業がない、というか、「万年落第生」。
小学校の頃までは、夏休みには永遠のイメージがありました。
(ちっとも永遠じゃないことを一月後に知り、やはりそうだったか、とこっそり陰で泣いたものです)
山学校にも永遠が透けて見えるよう、登校するたびに目を鍛えております。


閑話休題。
竹で作った餌台、おみごと。
野鳥だけでなく、馬も寄ってきそうな風情です。
(西部劇に出てくる酒場の前には、馬をつなぐ横木があり、その下に横長の水飲み桶があったりしますね。あれが頭に浮かびました。)
斜めにすると、流しそうめんもできそうな。。。

ふたたび閑話休題。
(長くてすみません。ホームストレッチに入りました。)
餌台、おみごとなんですが、たぶん遠からずヒヨの給食センターになるんじゃないでしょうか。
アメリカでは小さな鳥しか止まれない餌台?(bird feeder画像検索してください)がどこでも売っていますが、気性の荒いヒヨがどこにでもいる山学校では使えません。一度吊り下げる餌台を作って試しましたが、小さい鳥が寄ってくると、すぐにヒヨが飛んできて追い散らしてしまいます。
まあ、でも還太郎氏のご実家あたりは野鳥の生態も少し違うかもしれません。
この餌台、文字通りの実験台かもしれません。またレポートしてください。
長居してすみません。
授業抜け出しても、叱られないもので、つい。。。


おっと、タイトルを書いたときに考えていたことと、全然違うことを書いてしまいました。
スミレ云々は岡潔でしたかね。。。


♯スミレの花 咲く頃・・・

ビッキさん、コメントありがとうございます。

 餌台は、いまのところスズメの食堂になっていますが、ヒヨの給食センターになる懸念はありますね。早速amazonで「bird feeder」を検索。サイズもデザインも色々あることにビッキリ! それらを参考にして自製してみます。
 スミレ云々は岡潔の『春宵十話』ですね。「私は数学なんかをして人類にどういう利益があるのだと問う人に対しては、スミレはただ菫のように咲けばよいのであって、そのことが春の野にどのような影響があろうとなかろうと、スミレのあずかり知らないことだと答えました。」とありました。

 「餌台」も「岡潔」もネットで簡単に検索出来ていいですね。あとで図書館で調べようなんて時代であれば、そのうちに忘れてしまうところです。
 
 最近、山学校には消灯時間の掟ができたのでしょうか。コメントを頂いた時間が、カボチャの馬車の到着以前なのでなぜかホッとしています・・・。

 
プロフィール

還太郎+7

Author:還太郎+7
畑や庭での作業を楽しんで、晩酌・早寝・早起きの毎日です。読書やドライブも好きです。

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