FC2ブログ

霜干 冬柳者 見人之 蘰可為 目生来鴨

 霜枯れの冬の柳は見る人のかづらにすべく萌えにけるかも (詠み人知らず)

 今年のタイトルは万葉集。「霜で枯れた冬の柳は、見る人の髪飾りになるくらいに芽がでています」の意。

 今回の短歌は12/7の日経歌壇から。

 兜太なき秩父は寂と秋深しをりふし遍路の鈴の音ひびく (町田・谷川治)

 「兜太」は俳人・金子兜太のこと。2018年2月20日没。埼玉県出身。現代俳句協会名誉会長、日本芸術院会員、文化功労者。 

 s-芙蓉20191201
 今回の写真は全て@還太植物園・還太池。芙蓉の花殻。
 
 約一ヶ月振りのブログ更新となった。この間、雨の日と土日以外は殆どボランティア活動に参加。16時頃には帰宅し、シャワーを浴びてハイボール缶をプシュ・・・。その後は焼酎のロック(今晩からお湯割りに変更)をチビチビと飲み、早い時は21時頃に就寝。ブログ用の写真を撮る時間もないし、前に撮った写真でブログを作製したいと思う頃は既に酔眼朦朧。そんなわけでちょっと用事があってボランティアに参加しなかった今日、一ヶ月振りの更新となった次第。

 スカイツリーが成長期だったあの頃は窓から眺める楽しみがあった (横浜・森秀人)

 s-冬枯れのビオトープ20191201
 冬枯れの様相を呈し始めた還太池。金魚やメダカは水生植物の下に潜ったままで姿を見せない。コイは時折姿を見せるが、エサは殆ど食べない。

 生きながら死んでいるような目をしても生きているから酒を呑む人 (守口・小杉なんぎん)
 
 s-石垣菊20191201
 
 ボランティア活動では、全国各地からの参加者と数名~十数名のグループで作業をする。車中泊できるように軽自動車を改造し、1ヶ月間活動された北海道の方。12/1に帰ると言うので、地元の人間としてお礼をしたい、居酒屋で御馳走させてほしいと言ったら、あまり乗ってこない。では割り勘でどうと聞くと、それならどこでもお供しますと快諾。一次会の焼鳥屋はきっちり割り勘したが、酔余の勢いで乗り込んだショットバーは持たせてもらった。床下の泥だしの作業になると、彼は合羽を着用して床板の下に潜り込んで泥を掻き出すなど脱帽もの。 

 プロローグとエピローグだけ書いてある物語として冬蝶の翅 (和泉・小野田裕)

 s-還太植物園⑥20191201
 
 なにわナンバーの乗用車でボランティアによく参加される女性(たぶん先輩)は、毎回参加者が活動現場を往復するため交通手段として車を提供。トランクには何も入っておらず、スコップその他の用具を運ぶことも厭わない。いわきに家を借りて参加している由。

 われ死なば妻は絶対泣くだろうそれから笑う十日ほどして (仙台・岩間啓二)

 s-還太植物園⑤20191201

 雨が降らない限り毎日参加しているS君は地元の方。足に障害があるのに、泥出し等のハードな作業に好んで参加。

 滝のごときビル壁面の電飾の一箇所欠けてさらに際立つ (横浜・石塚令子) 

 s-還太植物園③20191201
 
 東京から来たという20代の青年は、「寄付は嫌いです、どんな使われ方をするのか分からないから。自分で参加すれば、間違いなくお役にたてていると実感できます」とのこと。
 
 二十年使い続ける一分の遅れ毎朝合わせる時計 (横浜・橘高なつめ)

 s-還太植物園②20191201

 これまでに地元以外では北海道、岩手、宮城、茨城、千葉、埼玉、群馬、東京、神奈川、愛知、大阪、奈良、岡山、広島、山口、愛媛、大分、熊本の方と同じグループで活動した。「どうしていわきに来てくれたのですか、なにかいわきにご縁がおありですか」と伺うと、「いわきはボランティアが足りないとネットで知ったから」との返事が最も多い。他には、以前3年ほどいわきに勤務していたことがあるとか、妻の実家がいわきなのでとか。全国の被災地に赴いているという方も多い。
 ボランティアセンターのスタッフも北海道、青森、秋田、岡山等の社会福祉協議会から派遣されている。

 のんびりと動く重機がマンモスの骨掘り当てそうな小春日 (千葉・深海泰史)

 s-還太植物園20191201

 ボランティアは老若男女を問わず、とにかくよく働く。手当をもらって作業すると、同じ手当なのにあいつは動きが悪いとか、自分ばかりが大変な作業を割り当てられるという不満も出るが、ボランティアは作業する気満々の方が参加していることは皆が承知しているので、他の参加者への不満はまず出ない。作業時間内にこの現場を完了しようという思いは一つ。
 
 枝を伐るあなたの下で枝集め運動会のような冬支度 (福島・横山ひろこ)

 s-コケの培養20191201
 実家のあちこちで舗装の割れ目から清水が沁み出すので、コケが元気に成長。

 台風19号とその後の大雨で、いわきでは1万戸弱が床上浸水の被害。まだまだボランティアの活動が必要。床下の泥出しなどの重作業ばかりでは無く、災害ゴミの分別、住宅内の掃除といった軽作業もあるので、ぜひご参加を。

 荒む世に生くる子の無事を祈りをり澄みわたる空に満天の星 (青森・安田渓子)

 s-コケの試し植え20191201
 こちらは砂地(土砂)に試植したコケ。雨が降るたびに生気を取り戻す。来年は100平米ほどに広げようかな。

 それではまた。気温が乱高下してます。ご自愛ください。

コメントの投稿

非公開コメント

No title

ご苦労様です。全国からの支援に涙が出そうです。 N村村民

毎度〜、ありがとうございます

今日で30回目のボランティア。朝、受付に行くと、スタッフに呼び出されて別室に。先日ボランティア活動をしたお宅から再支援の要請があり、ぜひ同じリーダーさんに来て欲しいと言っているとのこと。
13名で活動したお宅だったが、「すごく丁寧な仕事をしていただき、自分達(70〜80代のご兄弟)は世間から見捨てられているわけではないと感じ、生きる希望が湧いた」とのこと。8日のメンバーは凄技の達人が多く、いい仕事が出来た‼︎
これだから、ボランティアは3日もやったら止められない\(^-^)/

ボランティアだってピンキリでしょ
頼りになる人って有難いし救いの神に見えるのです

ボランティア

エルさま

毎度コメントをいただき、ありがとうございます。

延べ42日間参加しました。全国から参加してくださっている方々との会話も楽しく、
或いは被災者に喜んでいただけるのも嬉しく、充実した日々です。

マスコミなどでは若者の犯罪ばかり報道されていますが、大勢の素晴らしい若者たち
と出会えて、まだまだ日本は捨てたものじゃないと実感しています。
また、元気な還暦超過の皆さんの活躍も見事です。

ボランティアセンターが開設されている限り、続けます。

それでは、また。
プロフィール

還太郎+7

Author:還太郎+7
畑や庭での作業を楽しんで、晩酌・早寝・早起きの毎日です。読書やドライブも好きです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム