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新豊の折肘翁(しんぽうのせつびおう)

 「新豊の折肘翁」は、辺功(へんこう・国境付近でたてた手柄。国境の異民族を征伐した手柄)を戒めたもの。「新豊」は県名で、陝西省臨潼県(せんせいしょうりんとうけん)の東北。漢の高祖が豊の民を移して作った町。徴兵を忌避して自分の肘を折り、自ら不具者となった翁を主題として、白楽天が当時の政策に対し、徒に外征を企て武功を立てても人民を苦しめるだけだと諷刺した。 今年のタイトルは『中国故事成語辞典』から。

 今回も短歌は『現代短歌集成』(角川学芸出版)から。作者名のあとの数字は西暦の下2桁で発表年を示す。

 海峡の彼方の島の陽だまりに幸ある如く人家寄り添う (吉田みのる・06)
 
 s-冬陽20200211
 ここから6葉は@勿来の関。

 よるべなき沈黙(しじま)といへど濃密に苔咲く上を光移ろふ (小中英之・81) 

 s-冬陽②2200211
 陽だまりの中、コケも元気。

 徐行する列車の窓に川底の泥に陽のさす処見えたり (高安国世・78)

 s-冬陽③20200211
 実葛蔓(サネカズラ)かな。独特の紅葉。

 こんなにも赤いものかと昇る日を両手に受けて嗅いでみた (山崎方代・80)

 s-八重の梅20200211
 梅。

 その光響ける如く寒の日の夜空に満ちて星の輝く (戸田佳子・85)
 
 s-八重の梅②4720200211
 アップにすると・・・。

 たんぽぽのぽぽのあたりをそっと撫で入り日は小さきひかりを収(しま) (河野裕子・95)

 s-桜の蕾20200212
 もうすぐ咲きそうな桜。 

 窓ゆ入る春の陽射しを掌(て)に受けて冬を堪へ来し魂あらふ (浜守・06)
 
 s-黄色の花20200211
 ここからは@還太植物園。姫立金花(ヒメリュウキンカ)。

 日だまりの芝生に背を干す老女いて仏のような顔に居眠る (上川原紀人・08)

 s-ヒメリュウキンカ20200212
 翌日観たら満開。

日だまりの笹生にまろび仰ぐ蒼(あお)歓喜おそひ來山のうへの空 (窪田章一郎・73)
 
 s-木蓮20200211
 木蓮。

 まだ一年もう一年と数えいる光の粒か時間というは (山田震太郎・91)

 s-梅20200211
 梅。

 戸を引けばすなはち待ちしもののごとく辷(すべ)り入り来(き)ぬ光といふは (宮柊二・74)

 s-なにかな20200212
 1月から元気に咲いている。名前は調査中。

 鳥のために樹は立つことを選びしと野はわれに告ぐ風のまにまに (大塚寅彦・03)

 s-頭高20200113
 2/13、2018年6月までいたかすみがうら市へ。友人の見舞い出掛けたのだが、夜は5人で飲み会。写真は@霞ヶ浦総合公園。頭高。

 貧しかることばを尽くして詠はむに木末(こぬれ)の鳥に「虚虚」(きょきょ)と鳴かれるる (羽生田俊子・99)
 
 s-頭高②20200213

 今年子の目白とびかふ花のあひだ乾ける空気動くことあり (吉田正俊・81)
 
 s-鶯20200213
 目白。

 目白来て鵯(ひよ)が来て人も寄る樹齢百年の白梅勢えば (大下一真・04)

 s-鶯②20200213
 
 ひらひらと日毎舞ひくるひよどりの庭に呼び合ふ声は桃色 (藤岡武雄・92)
 
 s-鵯20200213
 鵯(ヒヨドリ)。

 さて、いま2/14の17時過ぎ。ボランティアセンターからの連絡はなく、1月から土日だけになっていた活動も、明日・明後日はない見込み。明日は、還太植物園のツツジと山茶花にお礼肥えを施そうかな。

 皆さま、昨日今日は気温も10数℃になりました。春の到来ですね。お元気にお過ごし願います。

 

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No title

還太郎+αさま。
いわきボラセンの閉鎖が決まりましたね。
真の復興ならうれしいのですが、
まだまだ困っている高齢者宅などありそうで、
手放しで喜べませんね。
ニーズがなくなったのならしょうがありません。
長い間、ご苦労様でした。
                N村村民


プロフィール

還太郎+7

Author:還太郎+7
畑や庭での作業を楽しんで、晩酌・早寝・早起きの毎日です。読書やドライブも好きです。

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