FC2ブログ

正鵠を失わず

 正鵠を失わず(せいこくをうしなわず)。的を外さない、的を外れない、物事の急所や要点を的確にとらえること。「正鵠」は弓の的の中心の黒点。また、「正」が布張りの的の黒点、「鵠」が革張りの的の黒点ともいう。
 今年のタイトルは『中国故事成語辞典』(角川書房)から。

 今回も短歌は『現代短歌集成』(角川学芸出版)から。作者名のあとの数字は西暦の下2桁で発表年を示す。

 雪解水裏山にひと夜流れいて暁近くなり凍りたるらし (古明地実・76)

 s-阿武隈山系雪景色20200330
 3/30朝、阿武隈山系の東斜面はこの冬一番の雪景色。白く抉れているのは杉の伐採を終えたところ。

 未熟なる実か毒かくすとふ芥子畑に花散りそめし (富小路禎子・96) 

 s-ペチコート水仙20200330

 以下は全て還太植物園。花菱草かと思ったが、違うようだ。 (以下、4/3追記) 図鑑を3冊見ても掲載されていないし、「植物同定」アプリでも分からない。今日、「野草の会」の会員で植物に詳しい実家の前のお宅の方を訪ねて教えを乞うと、「ペチコート水仙」だよ、と。「ペチコート」まで伺った段階で、昨年も同じ方に同じことを尋ねたことを思い出した…😅・・・。去年の今頃のブログに載せたことも思い出した・・・😞・・・。ひとつの花で何度も楽しめるんだからいいか・・・\(^o^)/・・・。

 はるかにも花畑つづくに此処よりは踵(きびす)かへせといふ札の立つ (池田まり子・91)

 s-ペチコート水仙②20200330

 
 同拡大。

 この道は来たことがある花梨の実あまた暗くて青くて綺麗 (岡井隆・04)
 
 s-カリン20200330
 花梨。 

梨の木に梨の実ふとりゆく日日を天与の雨にまさるものなし (築地正子・85) 

 s-梨20200330
 梨。

 満作の花咲きたりと聞くのみの明け暮れせしは早春の庭 (横山岩男・96)

 s-常盤万作20200330
 常盤万作(ときわまんさく)。

 ばんざいの姿で蛇に銜えられ春らんまんの蛙いっぴき (鳥海昭子・84)
 
 s-ゆすらめ20200330 (1)
 山桜桃(ゆすらうめ)。
 
 去年の秋鉢ごと行方晦まししムスカリ咲けり石の後ろに (木畑庸子・03)

 s-ムスカリ20200330
 ムスカリ。ツルボ亜科ムスカリ属。名前の由来はギリシャ語のmoschosであり、麝香のことだそうだ。

 誰も出てこぬ村のまひるま花桃の千本の木のあかるさなりき (小川恵子・91)

 s-ハナモモ20200330
 花桃。

 春まだきひかりの下の錯覚に眼鏡の縁にとまる鳥あり (上野久雄・01) 

 s-シャラの新葉20200330
 沙羅(しゃら)の新葉。去年咲いた花のサイズからすると、ヒメシャラかも。

 春さむし背のファスナーを下ろす間も〈明日の仕事〉を言ふ女(ひと)に似て (大塚寅彦・03)

 s-なにかな②20200401
 花韮(はなにら)。 

 ポスターに沿線の桜咲きみちて地下鉄構内しんかんと春 (成瀬有・08)

 s-なにかな20200401
 紫苔(むらさきごけ)かな。 カキドオシ。

 コロナウィルス禍、拡散の一途。お仕事等で密集・密閉・密接が避けられない方々、どうぞお気をつけて。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

還太郎+7

Author:還太郎+7
畑や庭での作業を楽しんで、晩酌・早寝・早起きの毎日です。読書やドライブも好きです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ