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比叡山・琵琶湖・春日部

 縁と福の比叡山ケーブル
 
 実家は天台宗。天台宗と言えば比叡山延暦寺。12日の午後から滋賀県大津市で仕事があったので、11日の晩は京都に泊まり、翌朝早起きして駆け足の延暦寺参拝。坂本からケーブルカーで昇る。距離2,025m、日本最長のケーブル。なんと昭和2年(1927年)敷設。
 比叡山ケーブル130112
 
 これが乗車券。「縁」と「福」の文字は延暦寺第253世座主山田恵諦猊下99歳(白寿)の折の御真筆。検印は裏面に押される。ケーブル2編成の名も「縁号」と「福号」。 
 縁福130112②

 実は、延暦寺境内を巡っているうちにこの切符を紛失。コートのポケットに入れていたのだが、写真を撮る際に手袋を入れたり出したりしていたので落としたらしい。延暦寺にお参りしたにもかかわらず還暦2日目にして早くも落とし物か、粗忽者につける薬はないとガックリ。
 ケーブルで麓に戻る際、縁起が悪いので紛失なんてなかったことにしようとの魂胆で、窓口で再度往復切符を購入しようとしたら、「もしかして切符を落とされたのですか」との質問。頷くと、「落し物が届いています」と天の声。
 失敗しても誰かが助けてくれるという還太郎の強運人生は、還暦を経てもまだまだ続く。どなた様が届けてくださったのか、感謝、感謝、合掌。

 話を山頂駅到着時に戻す。ケーブルの山頂駅から歩き出すと、斜面に残雪。曇天の寒い朝(0℃前後)、木の間から望む琵琶湖も霞んでいた。
 比叡山130112①
 
 根本中堂の回廊も雪化粧。
 比叡山130112②
 
 お浄め所の「龍」も氷柱が垂れている。
 比叡山130112③

 何やら由緒ありげな牛さん。
 比叡山130112④

 以前、いわき市の大高寺と北茨城市の浄蓮寺の「角大師」を紹介したが、延暦寺の「角大師」の方が表情が明るいように見える。疫病退散の護符にしてはにこやか? 「比叡山横河(よかわ)」となっているのは、「角大師」のモデルといわれる「元三大師」が比叡山内の「横河」で修業されたから。但し、現在は延暦寺の公式ホームページでも「横川」と表示されている。
 s-大高寺角大師s-浄蓮寺角大師s-比叡山角大師

 これは切符が戻ってきてくれて心機一転・気分爽快状態のまま、ケールブルの山頂駅前で撮影。ヤマガラ(山雀)です。スズメ目シジュウカラ科。
 ヤマガラ130112

 穴太(あのう)衆の石積み 
 延暦寺の所在地は大津市坂本本町。坂本と言えば明智光秀。光秀は延暦寺に対する抑えのために、信長の命令で坂本城を築城(信長の比叡山焼き討ちのあと)した。その信長も光秀の反逆に遭う。当時、このあたりには穴太衆という「石積み」の技能集団がいた。
 穴太衆130112

 穴太積みの特徴は自然石を積み上げる「野面積み」。城の石垣の積み方の一技法。ただ石を積んでいるように見えるが、「石積みの裏にこぶし大の裏込め石(栗石)等をいれることで、排水対策を施したもの」とのこと。因みに「栗石」とは栗の実ほどの大きさの石のこと。
 坂本の街では寺院や民家の石垣も「穴太積み」が多い。石垣は苔むし、長い歳月を想わせる。
 穴太の石積み①130112

 穴太の石積み②130112

 麓の琵琶湖は好天

 琵琶湖の向こうには雪を被った比良山地(大津市石場、びわ湖ホール前から撮影)。最高峰は武奈ヶ岳1,214m。冬季は日本海側気候の影響を強く受け、大量の積雪がある。比良山地から吹き下ろす風を「比良おろし」、特に春先に吹くものは「比良八荒」と呼ぶとのこと。
 比良山地130112
 
 ヒドリガモ(緋鳥鴨)。カモ目カモ科。手前から♂、♀、♂の順に並んでいる。♂はカモには珍しく「ビュー、ビュー」と甲高い声で鳴く。
 ヒドリガモ130112
 
 どうしてか、「躁」状態のカモメ。
 カモメ130112
 
 大津市石場のびわ湖ホール前の湖岸に立つ常夜灯。高さ8.4m。弘化2年(1845年)、鍵谷傳兵衛・船持中らによって建立されたと記載してあるネット記事もある。
 琵琶湖石場常夜灯130112

 確かに、鍵屋傳兵衛、船持中と刻されているが、ネットで調べてみると「船持中」は船主組合を示す一般名詞。当時の他の地方の水産・海運業を営む船主も方々で「船持中」を結成している。鍵屋傳兵衛さんをトップとする船主組合が建立したとのことかもしれない。
 船持中130112

 「常夜灯」と記された石の上の4隅に、その上の明かりの部分を支える異形の者が座り込んでいる。 
 琵琶湖常夜灯②130112

 異形のものが力技を発揮すると言えば、下の写真は大分県臼杵市の龍原寺三重塔を支える「邪鬼」。表情も姿勢も様々。宮大工さんたちの遊び心か。
 龍原寺邪鬼①

 龍原寺邪鬼②

 龍原寺邪鬼③

 「邪鬼」で検索するとこんな画像もある。どこの建築物か不明だが紹介したい。「異形のもの」の力を借りてでも建築物の安全を願うという「畏れ」の表れなのか。

 力持ち②  力持ち③

 力持ち① 

 常夜灯の近くに、今上天皇御製の碑がある。2007年11月11日の全国豊かな海づくり大会・びわ湖大会の際に詠まれたもの。「自分」を消して、ひたすら国家の安寧や国民の安全、豊かな自然の永続を祈る姿勢はどの御製にも共通しているのでは。「古き湖(うみ)に 育まれきし 種々(くさぐさ)の 魚安らかに 住み継ぐを願ふ」。揮毫は第256世天台座主半田幸淳大僧正。
 琵琶湖御製130112
 
 21時過ぎ東京へ戻る
 八重洲口を出て振り返るとこの光景。東京駅舎は完成したものの、周辺の工事はまだまだ続いており、3台のクレーンが立っている。右手の青く光るビルは「大丸」。
 東京駅八重洲口のタクシー降り場ほど不便・危険な降り場は他にない。工事がすべて終われば解消されるものと期待。

 大丸とクレーン130112

 1/13、好天のU公園

 すっかり葉を落とした欅の大木。近くの農家の2階建ての物置と比較すると、4階建てに相当する高さ。
 大欅130113

 おなじみのモズ君。
 モズ130113

 メジロ。残り少なくなった柿の実に、入れ代わり立ち代わり種々の野鳥が訪れる。
 メジロ130113

 本日のU公園は快晴で風もなく、散歩する方、サイクリングを楽しむ方、写真を撮り歩く方などで賑やか。それではまた。

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還太郎+7

Author:還太郎+7
畑や庭での作業を楽しんで、晩酌・早寝・早起きの毎日です。読書やドライブも好きです。

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