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名を知る=存在を知る

 快晴のU公園を徘徊 

 暖かい冬晴れの一日(2/10)。散歩やサイクリングを楽しむ方が大勢おられた。

 草花は名前を覚えると、やたら目につくようになるものらしい。これは昨日名前を覚えた「オオイヌノフグリ」の群生。こんなにたくさん咲いている花の寿命が一日とは信じがたい。
 s-130210オオイヌノフグリ群生

 弊ブログには毎回のように「イヌシデ」が登場。今回は非常に窮屈な成長を余儀なくされた若木。舗装を突き破って成長する「ど根性タンポポ」のような感動もの。
 この「イヌシデ」君、U公園の周回路と用水路の間を仕切るフェンスの両側に分かれて成長。用水路側に伸びた枝は、水門を開け閉めするハンドルの中を無事に突き抜け、いまやハンドルは操作不能。フェンスの中央部分は開け閉めができるようになっていて閂(かんぬき)が掛かっているが、閂も不要。 
 イヌシデの成長130210

 畑に取り残された白菜の上に立つ「ジョウビタキ」。U公園では初の遭遇。漢字では「尉鶲」と書く。スズメ目ツグミ科(或いはヒタキ科とも)。チベット・中国東北部・沿海州・バイカル湖周辺で繁殖し、日本・中国南部・インドシナ半島北部で越冬。体長13.5~15.5cm、体重13~20g。スズメよりやや小さな体でユーラシア大陸を渡り歩いているとは!
 地鳴きは自転車のブレーキ音を短くしたような声で、「ヒッ」や「キッ」と聞こえる甲高い声と、軽い打撃音のような「カッ」という声を組み合わせた特徴的なもの。かなり遠くまで聞こえる。2度「キッ、キッ」、続いて「カッ、カッ」がくる。この打撃音が、火を焚くときの火打石を打ち合わせる音に似ていることから「火焚き」の名が付いたとされる。「尉(じょう)」は「銀髪」を意味する。(Wikipediaから)
 「尉」の字を漢和辞典で調べたが、「銀髪」とは記載されていない。ただ、能楽で「老人」もしくは「老人の面」の意味とのこと。確かに白髪というか銀髪。 (右下の能面が『尉面』、谷村新司に見える・・・)
 s-130210ジョウビタキ 尉面


 「マヒワ」だと思うが、どうだろう? 遠くから無理に撮ったので画像がよくない(言い訳)。嘴の形、色合いから「マヒワ」かなと。「マヒワ」はスズメ目アトリ科カワラヒワ属。ヨーロッパ北部・アルプス山脈・中国北東部などで繁殖。冬季はアフリカ北部・ヨーロッパ・中国東部・朝鮮半島・日本へ。「ジョウビタキ」と同じような大きさで、同じようにユーラシア・アフリカ大陸を渡り歩いている。
 s-130210マヒワ

 「メジロ」。逆立ち状態で、体をひねってこちらを向いてくれた一瞬。白いアイラインが目立つ。「メジロ」が掴まっているのはひび割れた外壁ではなく、「イヌシデ」の老木。
 s-2130210メジロ

 今回はここまで。おまけは12年5月12日撮影の「クレマチス」。「テッセン」「カザグルマ」とも。明日もいい天気のようです。皆様お元気で。
 クレマチス120512
   (特に断りのない写真は2/10、U公園にて。)

 黒田夏子氏の「abさんご」を読む

 2/11追記。昨夜ブログを作ったのち、今回の芥川賞作品、黒田夏子氏の「abさんご」を読み始めた。新聞記事等で「ひらがな多用の横書き」が喧伝されていたが、なるほどスラスラとは読めない。2ページほど読んで寝てしまった。今朝から再挑戦。文芸春秋の誌面で40ページ。長い作品ではないが、ゆっくり読み進まないと展開が分からなくなる。

 ちょっと引用させていただく。(句読点ではなく、英文用の「,」「.」が用いられている。改行は文芸春秋の誌面に合わせた。)

 じっさいには, そのときの幼児の身たけに見合うごく小ぶりの傘にはそれ
ほどしゅるいがなかったので, おとなたちどうしのやりとりはたちまちすん
でしまい, うなづくことだけがうながされているばめんでうなづいただけの
者は, でもしきりになにか言いたかった. 言いたかったのが, どれをほしい
とかほしくないとかではなく, いまえらびたくない, えらべるはずがない,
えらぶ気になってからえらびたい, えらぶ自由をいっしゅん見せかけだけち
らつかされるようなのではなく, 決めない自由, 保留の自由, やりなおせ
る自由, やりなおせるつぎの機会の時期やじょうけんの情報がほしいという
ことだったとさとるまでに, とりかえしのつかない千ものえらびのばめんが
さしつけられては消えた. さきにじじょうに通じている者たちの気がるな提
示に, 意図はくみきれなくても, ただどういう反応が待たれているのかだけ
はわかって反応してみせるときの, とまどいと投げやりの視野を埋めて, さ
ざめきさる妖精たちのつばさはいつも華麗だった.


 とてもスラスラとは読めない。何度も行きつ戻りつして、ひらがな続きの文章のどこが切れ目か確認して漢字に置き換える作業をすることになる。
 読み終えて、デビュー作にして既に古典の風格を感じた。黒田氏は75歳とのことだが、長年書き溜めた原稿がおありになる由。次の作品の刊行を鶴首して待つ。
 なお、文芸春秋には黒田氏と早稲田の教育学部国語国文学科の同級生・下重暁子氏(元NHKアナウンサー・作家)との対談が掲載されている。黒田氏の作品を理解するヒントになると思う。

 読み終えた満足感のままに書き連ねてしまった・・・。

 選者の一人である村上龍が「私は『abさんご』を推さなかった。(中略)これほど高度に洗練された作品が、はたして新人文学賞にふさわしいのだろうかという違和感のためである。」と述べている。 

 ここまで。

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Re: 疲れる文章ですね

はっぴー先輩

 40ページのうちの数行を読んでいただいただけです。頭が痛くなるような書き方は作者の計算尽くでしょう。意地で最後まで読み通すと思っていましたが、最後は思わぬ感動でした。
 そもそも私の読み方が急ぎ過ぎと友人からも注意されています。そんなに急いで読んではだめだ、数を競う歳でもあるまいと。
 簡便なことが、何か齎したことはないと思っています。

お寒うございます

 「樹下の二人・・・」を拝見しました。毎回圧倒されますね。「お元気」ではなく「ご壮健」にお過ごしのご様子、なによりです。
 今日も里山とはいえ3時間歩きました。1年前と比べると体重は8%減です。絶対値は機密事項なので開示できる権限を持っていませんので、悪しからず。来春、更に8%減でありたいと念じています。
 お気をつけて。
 
プロフィール

還太郎+7

Author:還太郎+7
畑や庭での作業を楽しんで、晩酌・早寝・早起きの毎日です。読書やドライブも好きです。

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